因果関係
え?ちょっと解決策とかは?
それはまだだね。
それに太郎くんも気づいたと思うけど、問題同士が依存関係にあるよね?
このままだとそこの追及ができないで、
因果関係図ってのを書いてみる。
こんな感じになると思うよ。
あーこんなイメージ!
当日の作業としての「手続きが終わらない」が最終的な問題なんだけど、
その原因に「当日までの作業の荷造り」が影響しているんだよ!
そして、この中で自分の努力で動かせそうな事実ってどれ?
ライフラインの方は手を入れられないから
どうしても荷造りの方になるね。
対策案
さぁ、そろそろ対策案を出してもらおうか。
複数あるなら複数ね。
うん。
- 最後まで使う食器類を選定し、使わないものは早々に梱包。
- そもそも1週間で荷造りは無理な可能性もあるので期間を延ばす。
とりあえずこの2点かな。
よし、対策案としてはOK。
メリット・デメリット
次に対策案のメリットとデメリットって出せる?
そういわれても、思い浮かばないんだけど。
そういう場合はパラメータ(変数)を意識すると良いよ。
例えば、
- 前日までの荷造りできる量。
- 当日の作業時間。
そして、表にする。
前日までの荷造りできる量 | 当日の作業時間 | |
早々の梱包 | 食器の一部が増える(〇) | 減る(〇) |
期間を延ばす | 変わらない(△) | 変わらない(×) |
あれ?
期間を延ばすってあんまりいい対策じゃない?
まぁ期間が1週間で足りていたかについては分からないんでね。
現状ではいきなりやる対策ではないってことだね。
あーでも何となく考え方はわかったかも!
それはよかった。
まとめ
さて、まとめなんだけど、太郎くんからなんかある?
うーん、「なぜなぜ分析」の話のはずだったんだけど、
「なぜなぜ分析」って一瞬で話が終わったじゃん?
これでいいのって感じがする。
まぁ今回は情報が限られているからね。
本来は「なぜなぜ分析」の過程で情報不足が明確になって、
さらに調査するってフェーズが入ったりするんだよ。
ただ、調査するにも状況がある程度見えていないと調査しようもないんでね。
どっちみち今回のプロセスは必要にはなるね。
端的に言うと、
一般的なというか、ただ「なぜ」だけで問い続けるのは間違いってことになるのかな?
うーん、どこをさして一般的とするかだけど、
事前にある程度条件が絞られてて、その条件の範囲で真因を追求せよ。
ってことであれば、いきなり「なぜ」だけでもいいかもね。
例えば自動車のリコールが起こったとして、
なぜなぜ分析する人は事前に自動車の開発や製造プロセスは把握していると思うんだよね。
だから、いきなり「なぜ」で問い始めてもなんとかなってしまう。
ということは成立すると思うよ。
あー、やっぱりそうすると「なぜなぜ分析」を実施するための前提条件ってのが重要ってことになるのかー。
そうだね。
別に「なぜなぜ分析」を軽視しているわけじゃないんだよ。
実際、条件が揃ったあとの「なぜなぜ分析」って一番重いプロセスだとは思ってるよ。
結局は全部大事ってことだねー。
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