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はじめに
前回は新VTIチャートから1[Hz]、3[Hz]、5[Hz]、7[Hz]を抽出して比較。
3[Hz]が筋が良さそう。
ついで5[Hz]。
7[Hz]は細かい特性は掴んでいるが、ちょっとイマイチ。
という結果になった。
この結果だけだと、3[Hz]を売り買いの周期に採用すればOKと言う結論になりそうだが、
もう少しいろいろできるっぽいので、そこらへんを試していく。
登場人物
博識フクロウのフクさん

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
複数の周波数の合成

前回の最後になんか試したいことがあるようなこといってたけど、
なにするの?

まずはこの波形を見てもらおう。
![MATLABで3~5[Hz]を抽出して新VTIチャートと比較](https://www.simulationroom999.com/blog/wp-content/uploads/2022/05/02_MATLABで3~5Hzを抽出して新VTIチャートと比較-1024x555.png)

お!
なんかすごくいい感じで特性掴んでるように見える!

でも、なんか振幅がマチマチで何をどうしたらこんな波形に・・・。
波形の正体

この波形は、
3[Hz]~5[Hz]の範囲だけを残して、
それをIFFTで出力したものだ。

あ、そうか。
特定周波数だけじゃなくて、異なる周波数も一緒に残せるんだっだ。

これは使えそうな感じがするよ!
さらに別の合成

さらにもう一つ。
![MATLABで2~6[Hz]を抽出して新VTIチャートと比較](https://www.simulationroom999.com/blog/wp-content/uploads/2022/05/03_MATLABで2~6Hzを抽出して新VTIチャートと比較-1024x555.png)

さらにいい感じになったっぽいぞ!

これはどういう波形になるの?

さっきのが3[Hz]~5[Hz]で
今回のが2[Hz]~6[Hz]の範囲になる。

ということはさらに範囲を広げれば、さらにいい感じになるってことか!

それはそうなんだけど、
周波数を広げると、実際のチャートに近くなること自体は当たり前なんだよね。
だって、FFTしたものをIFFTしてるわけだから。

例えば、さらに範囲を広げて
1[Hz]~7[Hz]の範囲にすると。
![MATLABで1~7[Hz]を抽出して新VTIチャートと比較](https://www.simulationroom999.com/blog/wp-content/uploads/2022/05/04_MATLABで1~7Hzを抽出して新VTIチャートと比較-1024x555.png)

これは、なんか普通に新VTIチャートをなぞってるだけで、分析って感じじゃなくなてるような・・・。

あ、そうか。
合成する周波数を増やしたら、それだけ単に元の新VTIチャートに戻るだけってことになるのか?!。

そうそう。
特に今出した奴なんかはローパスフィルタ相当をやってるだけだね。

とすると、何が正解になるんだ?
正解パターン?

ぶっちゃけ正解パターンは無いね。
もっともらしいパターンを抽出して、使えそうな周期を見つけるしかない。

そのパターンがいろいろ出せるから、
それを見て人間が判断するって感じか。

今回のものだと2[Hz]~6[Hz]あたりは割と良いかもしれない。

と言うことは今がまさに買い時!

当然、ここから下がることも十分あり得るから自己責任ね。
まとめ

まとめだよ。
- 新VTIチャートからの抽出周波数を1個ではなく、複数にすることで筋の良さそうな特性が出てくる。
- しかし増やせば良いというものではない。
- 増やせば増やすほど元の新VTIチャートに近づくだけ。
- 単にローパスフィルタを掛けただけになることも。
- 何パターンか出してみて自分自身が信用できそうなものを探すって流れになる。
- 増やせば増やすほど元の新VTIチャートに近づくだけ。
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