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はじめに
前回までで、VTIチャートに対してFFT,IFFTをすることで5Hzの抽出はできた。
しかし、ぱっと見ここから得られる情報がある気配が無い。
この点についての考察と今後の方針を考える。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
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VTIチャートとIFFTの結果
じゃー、そろそろ今回のVTIチャートが解析できるかどうかを見て行くか―。
そうだねー。
ぶっちゃけ気が重いんだけど。
まぁぱっと見で分析できる気がしないもんねー。
とりあえず、VTIチャートとそこから抽出した5Hzの波形だけに着目して見てみよう。
VTIチャートと5Hzの波形
見やすいように、前回までのグラフの一番下のものだけをプロットしたものを出そう。
うーん、波形上の極大値と極小値を見比べても、
なんか特性があるようには見えない。
そうなんだよねー。
元々5Hzも決して突出したパラメータでは無いし、
結果としてVTIチャートの性質を示すものではないのだろうね。
ということは、解析不能ってこと?
結論としてはそうだね。
どーすんの?!
試しに13Hz近辺を抽出
試しに13Hzを中心とした12Hzから14Hzを抽出したグラフも出しておこう。
一応13Hzのところもわずかではあるが、強めに出てたんで。
ほう!複数の周波数を混ぜたパターンもいけるのか!
若干ではあるけど、極大値と極小値が細かい山と谷を捕まえてるようにも見えなくはない・・・。
と言っても、常に右肩上がりだからね。
それに細かい周期だと値動きも少ないから、このデータを元に売り買いしても儲けは出ないな。
面白いデータではあるが、使い物にはならなそうってこと?
そうだね。
基本は可能な限り低周波を捕まえる方が良いんだよね。
少なくとも10Hz未満が望ましいかな。
中々難しいもんだなー。
ま、VTIに関しては一回入れたら、そのまま放置が正解ってことだな。
今後の方針
うーん、VTI自体の性質は分かったけど、
なんか実験としては失敗感が半端ないな・・・。
元々は外乱を恐れて安定的な波形を求めたが、
多少暴れてくれないと解析としてはイマイチになるってことがわかったな。
で、今後の方針としてはどうするの?
VTIも2022年に入ってからはそこそこ乱高下してるみたいだから、
事業年度とか無視して、2021年6月~2022年5月の一年間をターゲットにすると何かしら見えるかもしれない。
なるほど。
今回のVTIチャートは特徴が無さ過ぎたから、ちょっと特徴が出てそうな範囲で再度分析してみるってことだね。
そうなるね。
まぁ次回にでも具体的なチャートを見てみよう。
解析用のコードは今回作成したものをそのまま使えるだろうし、
今までの話が無駄になることはないだろう。
まとめ
まとめだよ。
- VTIチャートとIFFTの結果に対して考察。
- 5Hzではさほど何かを示しているデータには見えない。
- 試しに13Hzを中心として12Hz~14Hzを抽出。
- こちらは細かい山と谷を捕まえて居そう。
- 期間が短いことから値動きも小さい。
- 今後の方針としては2022年も含めたVTIチャートで試してみる。
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