【入門】Scilabのユーザ関数作成方法【数値計算】

【入門】Scilabのユーザ関数作成方法【数値計算】 scilab

はじめに

※ MATLAB、Python、Scilab、Julia比較ページはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/comparison-of-matlab-python-scilab/

Scilabに於けるユーザ関数作成方法の備忘録。
書き方はほとんどMATLABと一緒。
関数の最後に”endfunctoin”が付く程度。
こちらは1ファイルに複数の関数を定義してもさほど問題にならないが、MATLAB移植を考えると1関数1ファイルにしておいた方が都合が良い。

ユーザ関数

関数毎にsciファイルを作成。

MATLABと異なり関数名とファイル名は同一にする必要はない。
ただし、execでsciを実行して関数をワークスペースに展開する必要はある。

-->edit test_func
// a,b,cが引数
// x,yが戻り値
function [x,y] = test_func(a,b,c)
    x=a+b
    y=a-c
endfunction

カレントディレクトリに保存。

関数定義のロード。

-->exec test_func.sci

関数実行。

-->[A,B]=test_func(1,2,3);
 
-->[A,B]
 ans  =
 
    3.  - 2.  

まとめ

MATLABと異なり、関数名とファイル名が同一である必要はない。
MATLAB、Pythonとはファイル定義のメカニズムが異なり、sciをexecで実行することでワークスペースに動的に関数を定義するメカニズムとなる。

※ MATLAB、Python、Scilab、Julia比較ページはこちら。

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