【プラント】最小構成のMBD事例 第2章 その9【OpenModelica③】

【プラント】最小構成のMBD事例 第2章 その9【OpenModelica③】 事例
【プラント】最小構成のMBD事例 第2章 その9【OpenModelica③】

バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/model-based-of-minimum-2-backnumber/

はじめに

OpenModelicaを構成する複数のツールについての説明。
今回は、
シェルに相当するOpenModelica Shell (OMShell)。
作業手順記録に向いているOpenModelica Notebook (OMNotebook)。
についての説明。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

残りのOpenModelicaのツール群

フクさん
フクさん

前回、「OpenModelica Compiler (OMC)」と「OpenModelica Connection Editor (OMEdit)」を説明したから、残りは以下だね。

  • OpenModelica Shell (OMShell)
  • OpenModelica Notebook (OMNotebook)
  • OpenModelica Python Interface (OMPython)
  • OpenModelica Matlab Interface (OMMatlab)
  • Modelica Development Tooling (MDT)
フクさん
フクさん

まぁ実は前回説明したツールが基本的なツール且つ、今回メインで使用する予定なんで、これらはオマケ的に把握しておけばOKだ。

太郎くん
太郎くん

うん。
そのつもりで聞いておく。

OpenModelica Shell (OMShell)

フクさん
フクさん

名前の通りでシェルになる。

太郎くん
太郎くん

シェル????

フクさん
フクさん

シェルという呼び方自体は、オペレーティングシステム上で良く使う呼び名だね。
OpenModelicaの各種機能をコマンドでアクセスするための機能だ。
一般的なシェルの定義もWikipediaから引用しておこう。

シェル (英語: shell) はオペレーティングシステム(OS)があるような高機能なコンピュータにおいて、ユーザーのためにインタフェースを提供するコンピュータプログラムであり、オペレーティングシステムが提供する機能へのアクセスを提供する。他にも、この用語はゆるやかに応用されることもあり、特定のコンポーネントの周辺に構築された任意のソフトウェアを含むこともある。例えば、ウェブブラウザや電子メールクライアントはHTMLレンダリングエンジンの「シェル」といわれることがある。コンピュータシステムとユーザーの間にある「殻」であることから、このように呼ばれる。

Wikipediaより(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB)
太郎くん
太郎くん

雰囲気としてはMATLABのコマンドウィンドウみたいなやつかな?

フクさん
フクさん

そうだね。
その認識でOKだ。
履歴とかも残るし。

OpenModelica Notebook (OMNotebook)

フクさん
フクさん

次はOpenModelica Notebook (OMNotebook)。
これは、先ほどのOpenModelica Shell (OMShell)と似ている部分はあるが、
複数のコマンドとその結果をノートのように記載できる機能だね。

太郎くん
太郎くん

うーん、ちょっとイメージ湧かないなー。

フクさん
フクさん

PythonのJupyter Notebookと大体一緒かなー。

太郎くん
太郎くん

Jupyter Notebookが分からないんだけど・・・。

フクさん
フクさん

気が向いたときに触ってみるとよいよ。
一応WikipediaからJupyter Notebookを引用しておこう。

Jupyter Notebook (旧IPython Notebooks)はJupyter Notebookドキュメントを作成・共有するためのウェブアプリケーションである。Jupyter Notebookドキュメントはプログラムコード、Markdownテキスト、数式、図式等を含むことができる。これにより数値計算アルゴリズムとシミュレーション結果、統計解析コードとその実行結果グラフ、機械学習モデルと推論出力など、様々なプログラムとその結果を再実行可能な1つのドキュメントとして表現できる。Jupyter Notebookの内部ではコードやテキストがNotebook Documentとして書かれ、Jupyter Notebookがそれを表示・編集可能にし、Notebook サーバーが保存・バリデーションをおこない、Kernelが実際のコード実行をおこなう。口語的な「ノートブック」という語がこの内のどの段階を指すかは文脈による。

Wikipediaより(https://ja.wikipedia.org/wiki/Project_Jupyter)
太郎くん
太郎くん

うーん、プログラムの実行と結果をドキュメントと統合してるってことかー。
作業手順書とか作る時に便利そうってイメージだけわいた。

フクさん
フクさん

そうだね。
実際そういう使い方をすることは多い。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • OpenModelica Shell (OMShell)について説明。
    • その名の通りシェル。
    • MATLABのコマンドウィンドウに近い。
  • OpenModelica Notebook (OMNotebook)の説明。
    • コマンドの実行とその結果を含めてドキュメント化できる機能。
    • Jupyter Notebookに近い。

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