【FMU】最小構成のMBD事例 第2章 その45【FMILibrary②】

【FMU】最小構成のMBD事例 第2章 その45【FMILibrary②】 事例
【FMU】最小構成のMBD事例 第2章 その45【FMILibrary②】

バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/model-based-of-minimum-2-backnumber/

はじめに

前回、C言語からのFMU/FMI制御するライブラリとして
FMILibraryというものが存在することが分かった。
しかし、ビルド済みのものはwin32版のみ。
欲しいのはwin64版。
よって、win64版をソースコードからビルドする必要がある。

というわけで、
今回からは、ビルド環境、ソースコードの在り処などを確認。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

FMILibraryのビルド環境

太郎くん
太郎くん

まずはビルド環境か・・・。

フクさん
フクさん

まぁこれは恒例の・・・。

太郎くん
太郎くん

Visual Studio 2017 expressか?!

フクさん
フクさん

正解!

太郎くん
太郎くん

他の件でも使ってるからすでにインストールはされてるけど、
ここから持ってくるってことでいいんだよね?

フクさん
フクさん

そうそう。

cmake

フクさん
フクさん

あとはcmakeも必要になると思う。

太郎くん
太郎くん

cmake?

フクさん
フクさん

Wikipediaから引用しよう。

CMakeは、コンパイラに依存しないビルド自動化のためのフリーソフトウェアであり、様々なオペレーティングシステムで動作させることができる。CMakeは階層化ディレクトリや複数のライブラリを利用するアプリケーションをサポートするよう設計されている。実際のビルドにおいては、make、Xcode、Visual Studioのようなネイティブのビルド環境が利用される。CMake自身は最小限の依存関係を持つよう設計されており、ビルドするにはC++コンパイラのみを必要とする。

Wikipediaより(https://ja.wikipedia.org/wiki/CMake)
太郎くん
太郎くん

ようわからんが、いわゆるmakefileに合わせてビルドをやってくれるツールってことかな?

フクさん
フクさん

ここではその理解でOKだ。
特に今回、cmakeに対してどうこうする予定は無いし。

フクさん
フクさん

ちなみにcmakeはここから入手できる。

FMILibraryのソースコード

太郎くん
太郎くん

ソースコードは、前回教えてもらったここから持って来れば良いのかな?

フクさん
フクさん

そこでもいいけど、Githubにも上がってるね。
まぁ好きな方を選んで良いと思う。

太郎くん
太郎くん

Githubの方が良さそうとは思ったけど、
微妙なversion依存とかあるとトレースしにくくなるから、
FMILibrary-2.0.3-src.zip
っての使おうかな。

フクさん
フクさん

次回は実際にビルドをしてみよう。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • FMILibraryのビルド環境準備。
    • Visual Studio 2017 express。
    • cmake。
      • コンパイラ非依存なビルド自動化ツール。
  • FMILibraryのソースコード。
    • zipアーカイブかGithubで入手できる。
    • 今回はFMILibrary-2.0.3-src.zipを使用。

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