バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/model-based-of-minimum-2-backnumber/
はじめに
前回は、太郎くんが調べてきたFMU/FMI対応ツールを確認。
自動車業界に偏ってはいあるが、メジャー所で5社ほど。
CANoeは対応しているが、CANapeは対応していないなどはあるは、そこそこ対応されるツールは多い印象。
今回は前回の調査結果についての気になったところや
FMU/FMIのVersionについて簡単に説明。
登場人物
博識フクロウのフクさん

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
調査結果で気になった点

前回の調査結果で気になったところがあるんだよねー。

ほう?
どうなん?

各ツール、利用出来るVersionの制約はあったけど、
FMU/FMI利用に対して追加費用は発生しないみたいだね。
オプションで費用請求されるかと思ったけど。

まぁFMU/FMIの制御用ライブラリが公開&共有されてたりするんで、
そこで費用を請求するって感じじゃないのかもねー。
付加価値ではなく、いわゆる非競争領域と考えて広めることを重要視してるのかも。

そっか。
広めたい場合は変に費用取ると広まりにくいし、
どっかの企業が費用取ってないとすると、他の企業も取りづらくはなるよねー。

あと、各社ツールの対応Versionを見ると
2016年くらいから流行り出してるのかなーって気がした。

なるほど。
FMI関連のSDKのversion2.0が2014年リリースだから、
そこから1年で開発、1年で検証って感じで
2016年製品リリースって流れなのかもね。

そういう経緯もあるのかー。
FMU/FMIの仕様を見るうえでの前提知識

そろそろFMU/FMIの仕様に相当する部分に入ろうかと思うが・・・。

(マジかー)

その前にFMU/FMIのバリエーションについて簡単に説明しておこう。

バリエーション?

うん。
まず単純にVersionというものがある。

確かに調べててもVersion1.0と2.0があるような感じだった。

そのとおり。
1.0と2.0の2つのversionがあって、互換性は無い。
なので、どっちを使うか明確にする必要がある。
まぁ今回は新しい方の2.0をベースに話を進めるつもりだけど。

それはまぁ新しい方が良さそうだよね。

さっきも言ったが、注意点としては、2.0は1.0の上位互換ではないってところだね。
Version2.0に対応しているからといって、Version1.0の仕様を内包しているわけじゃないってところ。

そういうのって結構ありそうだよねー。

でもまぁ最初から分かっていればそんなに怖くないか。

あとは
Solverの話があるんだが・・・。
これはそこそこのボリュームになるから次回かな。

(そこそこのボリュームって・・・マジか)
まとめ

まとめだよ。
- 各社ツールでFMU/FMIの利用で追加費用は発生しない。
- 非競争領域と考えて広めることを重要視している可能性が高い。
- 2016年くらいから流行り始めている。
- SDKのリリースが2014年なのが理由かも。
- FMU/FMIのVersionは1.0と2.0がある。
- ただし、互換性はない点に注意が必要。
バックナンバーはこちら。
コメント