【Viewer】最小構成のMBD事例 第2章 その307【CANape③】

【Viewer】最小構成のMBD事例 第2章 その307【CANape③】 事例
【Viewer】最小構成のMBD事例 第2章 その307【CANape③】

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はじめに

CANapeで自作MDFの読み込み確認中
前回はLinearとalgebraicの物理変換の信号を確認。
また、便利機能としてオートスケールのやり方も説明した。

今回も引き続き各信号の確認。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

tabular without interpolation

太郎くん
太郎くん

次はt10ms_tabularの信号で、
テーブル変換のtabular without interpolationの物理変換が入ってるヤツだね。
早速確認してみよう。

CANape MDF 物理値変換 tabular without interpolation、物理値、生値
太郎くん
太郎くん

うん。
OKだね。

フクさん
フクさん

これは状態定義とかで使われることが多いね。

太郎くん
太郎くん

シフトのNeutral、1st、2nd…
とかだよね。

フクさん
フクさん

まぁECU内の変数自体が整数型で定義されてることが多いから、
Linearでも大丈夫な事は多いんだけどね。
つまり、これもあんまり見かけない物理変換ってことになるな。

太郎くん
太郎くん

それを言ったらほとんどがLinearばっかりなんだけど…。

tabular with interpolation

太郎くん
太郎くん

次はt10ms_tabular_inpで
tabular with interpolationの物理変換が入ってる。
tabular without interpolationと違って、指定点間の線形補間が入るヤツだ。

CANape MDF 物理値変換 tabular with interpolation、物理値、生値
太郎くん
太郎くん

これもtabular with interpolationと同じく
あんまり見ないタイプの変換になるのかな?

フクさん
フクさん

ECUとしてはあんまり見ないね。
ただ、温度圧力とかを計測するセンサ値を変換する時に使うことはあるな。

太郎くん
太郎くん

あ、なんか見たことあるかも。

フクさん
フクさん

センサ値自体は電圧で取れるんだけど、
電圧とセンサ特性がLinearな関係になっていないことが多い。
そこを細かい計測点を元にtabular with interpolationに入れて、
計測点以外を線形補間してもらう。
って使い方になるな。

太郎くん
太郎くん

ECU以外の計測を想定した物理変換って感じかー。

フクさん
フクさん

実際の利用シーンとしてはそういうことになるね。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • tabular without interpolationをCANapeで確認。
    • 実はECUではあまり見かけないタイプの物理変換。
  • tabular with interpolationをCANapeで確認。
    • これもECUではあまり見かけないタイプの物理変換だが、センサ値に対して使われることは多い。

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