【ASAM】最小構成のMBD事例 第2章 その274【MDF③】

【ASAM】最小構成のMBD事例 第2章 その274【MDF③】 事例
【ASAM】最小構成のMBD事例 第2章 その274【MDF③】

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https://www.simulationroom999.com/blog/model-based-of-minimum-2-backnumber/

はじめに

前回からMDFのデータ構造について説明開始。
簡単に説明したところでDGとCGについての疑問が浮上。
これを理解するには先にDTに埋まってるレコードの概念を知る必要がある。

よって、今回はDT内のレコードについて説明。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

MDFの仕様をがっちり把握する必要があるのか?

フクさん
フクさん

前回に引き続きMDFのデータ構造についての説明だが、
今回は特にDT内のレコードについて説明する。

太郎くん
太郎くん

うーん、これで理解に至れると良いのだけど、今のところ理解できる気がしない・・・。

フクさん
フクさん

まぁ理解するというか、「こういう雰囲気」って程度で良いと思うよ。
直接このデータ構造を弄る予定は無いんで。

太郎くん
太郎くん

そうするとそもそも仕様も知らなくても良いんじゃない?

フクさん
フクさん

うーん、どういうポリシーで、どういうふうに埋まってるかくらいは把握しておいた方が良いかな?
どっちにしてもそれほど深い話にはならないから気楽に聞いてればよいよ。

太郎くん
太郎くん

じゃーそうするー。

MDF DT内のレコードについて

フクさん
フクさん

さて、DT内のレコードの説明に入るわけだけど、
これもASAM公式のMDFのページで画像を引用しよう。

MDFのDT内のレコード構成、Block header of DT Block、Block tyoe #DT、Block length 104、Link count 0、Data section of DT Block、First record、Record ID 1、time、value A、Value B、Value C、Second record、ID 2、time、value D
ASAM公式サイトのMDFより引用(https://www.asam.net/standards/detail/mdf/wiki/)
太郎くん
太郎くん

これってID 1ってのとID 2ってので2サンプリングした場合の構造?

フクさん
フクさん

いんや。
ID 1とID 2は異なるCGなんで、
サンプリングとしてはそれぞれCGで1サンプリングした状況を指し示しえる画像になる。

太郎くん
太郎くん

ここでCGが出てくるのか・・・。

DGとCGの差は?

フクさん
フクさん

そしてこれが前回のDGとCGの役割の差になる。
CG単位でレコード構成が確定するのだけど、1つのDGに紐づいたDT内には
Record IDを変えることで複数のCGに対応したレコードが入れられる
そして1レコードはtimeを起点としたそのタイミングでとれた各CNのデータってことになる。

太郎くん
太郎くん

ほう。
レコード構成としては
「時間、データ1、データ2・・・」
って感じでこの塊をCGで表現してるってことか。
そしてそのCGをさらにまとめて管理するのがDGってところか。

フクさん
フクさん

その解釈でおおよそOKだ。

太郎くん
太郎くん

そして、この感じだと計測したタイミングで追記していくって感じになるのか。

フクさん
フクさん

そうだね。
そういう意味では計測側の都合に合わせたデータフォーマットと言えるね。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • 今回はMDFを利用することを目的としているのでMDFの細かい仕様は把握する必要はない。
    • ただ、ポリシーや存在するデータなどは把握しておいた方が良い。
  • MDF DT内のレコードについて説明。
    • レコードという単位で格納されている。
    • このレコードがCGと紐づいた情報。
    • よって、CGの数だけレコードが混在することになる。

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