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はじめに
前回はDAQリスナーのCAN-FD対応の要否と実際の修正を実施。
要否に関してはCANとCAN-FDの関係性が重要で、
端的に言うとCAN-FDフレームが流れる回線上にCANのみ対応のインターフェースを設置すると、CAN-FDフレームを「異常なフレーム」としてエラーフレームを発行してフレーム破壊をしてしまうという問題がある。
これを理由にDAQリスナーのCAN-FD対応が必須となる。
DAQリスナーのCAN-FD対応は実施したので、今回はそれの動作確認を行う。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
DAQリスナーCAN-FD対応版の動作確認
じゃーさっそく動作確認するよー。
並行して、can.loggerをCAN-FDモードにして回線モニタしよう。
まぁ回線モニタしないと正しいかどうかはわからないもんね。
動作結果
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Timestamp: 1642137852.217331 ID: 0111 S F BS DLC: 3 00 05 00 Channel: 0
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/* 省略 */
Timestamp: 1642137865.822384 ID: 0111 S F BS DLC: 3 00 00 00 Channel: 0
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Timestamp: 1642137866.627764 ID: 0111 S F BS DLC: 3 00 00 00 Channel: 0
Timestamp: 1642137866.728501 ID: 0111 S F BS DLC: 3 00 00 00 Channel: 0
結果考察
これは狙い通り動いてそうだね。
そうだね。
CAN-FDフレームになってるし、Bitrate_switchも有効になってる。
あとは仮想HILS側が受信できるかって問題はあるけど、
これはその時に確認するしかないかな?
当然、仮想HILS構築の時に確認するが、
python-canで受信する仕組みなんで、
今回のcan.loggerで回線モニタできたということはpython-canで受信できるってことなんで、仮想HILS側の受信もできるはず。
と思って良いだろう。
もし受信が出来なかったらpython-canの設定が間違ってるとかになるんじゃないかな。
なるほど。
そういう認識の仕方だと仮にうまく動かなくても原因の特定とか楽そうだね。
こういった細かい品質の積み上げが重要ってことだな。
まとめ
まとめだよ。
- DAQリスナーCAN-FD対応版の動作確認を実施。
- can.loggerのCAN-FDモードを並走さえて回線モニタを実施。
- 問題無くCAN-FDフレームが送出されていることを確認。
- Bitrate_switchも有効になっている。
- 問題無くCAN-FDフレームが送出されていることを確認。
- can.loggerのCAN-FDモードを並走さえて回線モニタを実施。
- python-canの範疇では問題無しと判断できる。
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