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はじめに
100Base-T1の詳細仕様の話。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
100Base-T1の詳細仕様
今回は100Base-T1の詳細仕様ってことだったけど、
具体的に何についての仕様になるの?
以下を想定している。
- 仕様名
- データ転送レート
- 変調方式
- MII
- クロック
- ハーネス最大長
- 伝送方式
意外とあるなー。
ちなみに100Base-T1に最も近い仕様と思われる、
100Base-TXの仕様も比較対象として書き出す予定。
確かに比較対象があると、
ありがたみとか分かりそうだよねー。
必ずしも100Base-T1の方が優れてるってわけじゃないけどね。
そこらへんも追々説明してもらおう。
仕様名
まずは仕様名。
これは以前やったね。
100Base-T1がIEEE802.3bwで
100Base-TXがIEEE802.3uだったよね。
その通り。
ガッチリ仕様を調べたい人はIEEEを参照することをお勧めする。
ここではそこまで説明できないし。
まぁ概要までだよねぇ。
データ転送レート
これも特に説明って程の説明にはならないかな。
100Mbpsってことでいいんだよね?
そうそう。
これで、実は50Mbpsだった日には
なんでやねーん!
ってツッコむことになるね。
変調方式
ここから少し聞き覚えの無い言葉出てくると思う。
(ゴクリ・・・。)
100Bsae-TXがMLT3(Multi Level Transmission-3)。
100Base-T1がPAM3(Pulse-Amplitude Modulation-3)。
わかるかーー!!
MLT3
まずはMLT3から説明しようか。
一言で言うと、
「3レベルで変化時に論理1」
(さっぱりわからん・・・。)
絵で描くとこうだね。
お?
確かに変化した時に1って扱いになってるね?
だから「3レベルで変化時に論理1」
なんで、こんな面倒なことしてるんだろね?
まぁ可能な限り信号の変化を小さくしてノイズ源にならないためだねー。
あとは、変化のレベル差が大きいとハンチングの原因になって、
信号が化けやすくなるんで、それの対策にもなってる。
ようわからんが、信号安定化のテクニック的な話かー。
・・・まぁそうだね・・・。
PAM3
次はPAM3だけど、
こっちは一言で言うと
「3レベル2bitが論理3bit分」
わかるかーー!!
じゃー、こっちも絵を用意した。
おー?
わかるようなわからんような?
でも、2bit符号で3ビット分を表現できる理屈は分かるかな。
ここではそれが分かればOKかな。
次のMIIとクロックの絡みで初めて効果が理解できるところだからねー。
じゃーその時の説明に期待しよう。
まとめ
まとめだよ。
- 100Base-T1の詳細仕様説明。
- 比較対象として100base-TXも。
- 仕様名はIEEE802.3bw。
- データ転送レートは100Mbps。
- 変調方式はPAM3。
- 3レベル2bitが論理3bit分。
- MII、クロックの話と合わせると効能が分かる。
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