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はじめに
Vector社BLF仕様が見つかったのでとりあえず読み進めてみる回。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
ライセンス的な問題は?
ふと思ったんだけど?
どうしたの?
この仕様を扱うに当たっての制限とかって無いのかなーって思って。
AUTOSARとかだと、仕様を利用するにはAUTOSARパートナーになってないとダメとか
ASAMも仕様書そのものはASAMに参画している必要があるとか
オープンと見せかけて何かしら制限あったじゃん?
ほー。なかなか良いところに気が付いたね。
一応、仕様書内に記載があったよ。
ホント?
うん。
どの仕様書を見てもいいんだけど、
「CAN_and_General_BLF_Format.pdf」でいうと、
1. Disclaimer
ってところに記載されてる。
BLF仕様のDisclaimer(免責事項)
おーーー!当たり前だが英語だ――!!!
だったらG●●gle翻訳とかにかければいいじゃん!
あれ?
ちゃんと原文で読めと言い出す系の人(フクロウ)かと思ってたけど、
機械翻訳に対しては寛容なんだ。
原文で読むべきとは思うけど、じゃーそのために英語を0から勉強し直すってものおかしい話とも思ってる。
折角文明の利器があるんだから、利用しないと損だ。
まぁ並行して原文も読んで誤訳されてないかくらいは確認した方が良いね。
よし。じゃあ機械翻訳にかけて・・・。
うーん。
要約するとこんな感じかな。
- Vectorはこの仕様に対して責任は負わない。
- 通知なしで仕様が変わることはある。
- この仕様に対してVectorはサポートはしない。
内容を入力してください。一言でまとめると、
「Vectorが一切責任を負わないことを条件に好きにしていいよ」
かな。
そうだね。
いろいろ脅し文句に聞こえるが、脅してるわけじゃなくて、身を守ってるだけの文言だ。
よって、自己責任の上で好きに利用させてもらう。
BLF仕様の概要
うーん、分かるような分からないようなー。
フクさん!
概要説明よろしく!!
うーん、しようがないなー。
BLFの仕様を思いっきり要約すると以下な感じだ。
- 基本的にはオブジェクトが連続的に配置されている
- オブジェクトには必ずオブジェクトヘッダが付く
- オブジェクトのサイズは扱っているデータによって異なる
- CAN(最大8byte)とEther(1500byte)ではデータサイズが全く違う
あー、オブジェクトってキーワードは確かに仕様書内で何回も出てきたよ。
というわけで、以下を特定できればおおよそ今回知りたいBLF仕様は揃う感じかな。
- オブジェクトヘッダ
- CAN、Ethernetのオブジェクト
まとめ
まとめだよ。
- BLF仕様のライセンスについて確認。
- 一言でまとめると「Vectorが一切責任を負わないことを条件に好きにしていいよ」。
- BLF仕様の概要説明。
- オブジェクトヘッダとオブジェクトの仕様がポイントとなる。
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