【Ethernet】車載ネットワーク その⑩【BLFファイル⑩】

前回はテキストエディタでオブジェクトの配置状況を雰囲気で見たけど、
今回はバイナリエディタで追いかける。

うん。
最初に出てくるのはCANフレームだね。

というわけで
まずはCANフレームがどのように埋まっているか見てみる。

DLCは8。
CANIDは0x111。
データは、
0x11, 0x22, 0x33, 0x44, 0x55, 0x66, 0x77, 0x88
って感じで入っているようだ。

オブジェクトヘッダのmObjectTypeを見た・・・
と言いたいところなんだけど、
仕様書には具体的な数値は無かったんだよねー。
よって、ほぼ勘だ。

ちなみにCANフレームのmObjectTypeは0x56で、
適用した構成は仕様書内で記載されているVBLCANMessage2になる。
これはオブヘクトヘッダ内のオブジェクトサイズから予測した感じだね。

次はEthernetフレーム。

そうなるね。
ちなみにmObjectTypeは0x78で
仕様書内のVBLEthernetFrameExが該当すると思われる。

あー、たぶんMACアドレス・・・。
なんだけど。
これの場合はたぶんマルチキャスト用のMACアドレスだな。

そうだねー。
そのうち説明するんで、
現時点では「マルチキャスト用MACアドレス」であって、
「NetworkInterfaceに割り付けられたMACアドレス」とは異なる。
って程度の認識でいてよ。

とりあえず、これらの解析情報を元に、
zlib解凍済みのBLFを分解して、

CANフレームとEthernetフレームをテキストで出力する。
ってプログラムを組んでみるよ。

そうだねー。
前回がPythonだったんで、ここで使用言語変えるってのあれだし、
LOBJのシグネチャの頭出しロジックとかは使いまわしたいしー。
よって、Python。

まとめだよ。

• zlib解凍済みBLFをバイナリエディタで覗いて各フレームを抽出。
  • CANフレーム抽出。
  • Ethernetフレームを抽出。
• mObjectTypeと仕様書上のオブジェクト構成はオブジェクトヘッダのサイズから雰囲気で特定。
• フレーム抽出＆テキスト化のプログラミング言語はPythonを使用予定。