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はじめに
の、
MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第5章 その46【フーリエ係数⑩】
を書き直したもの。
フーリエ係数に至る道。
今回はフーリエ係数を求めるプログラムをScilabで実現。
【再掲】フーリエ係数を求めるプログラムフロー
まずは、プログラムフローを再掲。
- csvファイル読み込み
- 各種変数初期化
- フーリエ係数算出
- n=10,50,200のパターンでフーリエ級数で波形を合成
- グラフにプロット
今回はフーリエ係数を求めるプログラムをScilabで実現。
Scilabコード
まず、使用する波形を取り込んだcsvファイル
Scilabコードは以下になる。
N=1000; // 係数算出項数(同定元波形のplotよりも少なく)
wave=csvRead('wave.csv'); // 同定波形読み込み
points=length(wave); // 波形のplot数取得
fx=wave'; // 波形を行ベクトルへ
dx=2*%pi/points; // 1plotあたりのx軸幅
x=linspace(-%pi,%pi,points); // -π~+πの範囲で波形plot数分の等差数列
a = zeros(1,N); // a係数群格納用
b = zeros(1,N); // b係数群格納用
for n = 1:N
// 係数a_n算出
// a_n = (1/π)∫f(fx)cos(nx)dx
a(n) = fx*cos(n*x)'*dx/%pi;
// 係数b_n算出
// a_n = (1/π)∫f(fx)cos(nx)dx
b(n) = fx*sin(n*x)'*dx/%pi;
end
// 係数a_0算出
a0=sum(fx)*dx/%pi;
Ns = [10,50,200];
for i = 1:length(Ns)
NN = Ns(i); // 今回のa_n,b_n項数
// f(x)=a_0+Σ(a_n cos(nx)+ b_n sin(nx))
Fourier_series=ones(1,points)*a0/2;
for n = 1:NN
Fourier_series = Fourier_series+(a(n)*cos(n*x)+b(n)*sin(n*x));
end
// 元波形とフーリエ級数波形の表示
subplot(length(Ns),1,i);
plot(x, fx,'LineWidth',3);
plot(x, Fourier_series,'-r','LineWidth',2);
title(sprintf('n=%d',NN));
p=gca();p.tight_limits(:)="on";p.data_bounds(:,1)=[-%pi;%pi];
xgrid();
end
処理結果
処理結果は以下。
考察
コードも結果もMATLABと一緒。
plotの微調整に差があるが、演算部分は同一と言って良いだろう。
実際、MATLABコードからコピペしてから微調整しただけ。
まとめ
- フーリエ係数を求めるプログラムをScilabで実現。
- おおよそ元の波形を再現できる係数が算出できている。
- 不連続点では流石に振動している。
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