【入門】偶関数と奇関数②【数値計算】

【入門】偶関数と奇関数②【数値計算】 数値計算
【入門】偶関数と奇関数②【数値計算】

偶関数と奇関数の組み合わせ

偶関数と奇関数の組み合わせと書いたが、
要は、偶関数と奇関数を掛け合わせた場合の特性の話になる。

例えば、
偶関数を\(\cos(x)\)
奇関数を\(x^2\)
とした場合、
\(x^2 cos(x)\)が偶関数と奇関数を掛け合わせたもの。

偶関数と奇関数の積の特性

先に偶関数と奇関数の積の特性を説明すると以下が成立する。

  • 偶関数×偶関数=偶関数
  • 奇関数×偶関数=奇関数
  • 奇関数×奇関数=偶関数

イメージ的には偶数と奇数の足し算の関係に似てる。
これで覚えておくと良いだろう。

偶関数と奇関数の積の特性をグラフにしてみる。

実際にどんなグラフになるかは見ておきたいところ。
あらゆるパターンと言うと難しいが、
先ほどの3パターンの代表的なグラフは出してみよう。

偶関数×偶関数=偶関数
\(y=\cos(x)x^2\)

偶関数×偶関数=偶関数

奇関数×奇関数=偶関数
\(y=\sin(x)x^3\)

奇関数×奇関数=偶関数

偶関数×奇関数=奇関数
\(\sin(x)x^4\)

偶関数×奇関数=奇関数

先ほどの特性がグラフからも確認できるだろう。
この特性もかなり重要な特性となる。

まとめ

  • 奇関数について説明。
  • 単純に原点に対して展対称な関数。
  • 偶関数と奇関数の積の重要な特性について説明。
    • 結論としては以下になるだけ。
      • 偶関数×偶関数=偶関数
      • 奇関数×偶関数=奇関数
      • 奇関数×奇関数=偶関数

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