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はじめに
ISO14229ことUDSの話。
WriteDataByIdentifierサービスのメッセージについて。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
WriteDataByIdentifierサービスのリクエストメッセージ
じゃ、前回WriteDataByIdentifierサービスの利用シーンの話したから
今回はメッセージの話。
WriteDataByIdentifierサービスのリクエストメッセージはこんなん。
Position | Parameter Name | Value |
---|---|---|
1 | WriteDataByIdentifier Request SID | 0x2E |
2~3 | dataIdentifier | 0x0000-0xFFFF |
4~n | dataRecord | – |
あれ?
ReadDataByIdentifierサービスの時はDIDが複数並ぶ感じだったけど、
これは1個だけになるの?
そうだね。
WriteDataByIdentifierサービスは一回に扱うDIDは一個だね。
読み出しと違って、仕様ミスとかDIDの解釈ミスで
想定外のDIDに書き込まれても危ないから、
それを気にした仕様なんだと思うよ。
なるほど。
確かにDID別のLengthの解釈ミスがあるとどうなるかわからないね。
WriteDataByIdentifierサービスのレスポンスメッセージ
で、次はWriteDataByIdentifierサービスのレスポンスメッセージ
Position | Parameter Name | Value |
---|---|---|
1 | WriteDataByIdentifier Response SID | 0x6E |
2-3 | dataIdentifier | 0x0000-0xFFFF |
これは・・・まぁシンプルだね。
まぁレスポンスメッセージとしては
「書けたよー」
くらいの意味しかないね。
ただ、前回も言ったようにNRC$78が入る可能性もあるんで、
実際の通信はややこしくなるかも。
あー、そういえばそういうのがあったねー。
ま、そこらへん含めてシミュレーションするかどうかは
まだ分からないけどねー。
そうなの?
まぁ出来なくもないけど、メンドクサソウだったらやらないって方向。
うーん、できればやって欲しいなー。
努力はするよ。
まとめ
まとめだよ。
- WriteDataByIdentifierサービスのリクエストメッセージの説明。
- ReadDataByIdentifierサービスと異なりDIDは一個固定。
- WriteDataByIdentifierサービスのレスポンスメッセージの説明。
- 実際にはNRC$78は挟まる可能性あり。
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