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はじめに
ISO14229ことUDSの話。
SecurityAccessについて。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
SecurityAccessサービス
再び各種サービスの話に戻ってきた。
今回は何になるの?
順番的にはSecurityAccessサービスになる。
名前からすると、セキュリティ的な機能なことは予測できるけど・・・。
まぁまずはメッセージ構成を見てみよう。
SecurityAccessサービスのリクエストメッセージ
SecurityAccessサービスのリクエストメッセージは以下の2種類ある。
- requestSeed
- sendKey
は?
まずはrequestSeed。
Position | Parameter Name | Value |
---|---|---|
1 | SecurityAcces Request SID | 0x27 |
2 | sub-function = [ securityAccessType = requestSeed ] | 0x01,0x03,0x05,0x07-0x7D |
そしてsendkey。
Position | Parameter Name | Value |
---|---|---|
1 | SecurityAcces Request SID | 0x27 |
2 | sub-function = [ securityAccessType = sendKey ] | 0x02,0x04,0x06,0x08-0x7E |
3-n | securityKey | 0x00 – 0xFF |
ちょっとちょっと!
いきなり2種類ってどういうこと??
言った通りで、requestSeedとsendKeyの二種類。
パッと見同じに見えるんだけど。
sub-functionのところを見てみなよ。
あれ?requestSeedは奇数で、sendkeyは偶数?
そうそう。
これはたまたまじゃなくて、そういうのものなの?
うん。仕様だよ。
sub-functionでリクエストメッセージの意味が切り替わる。
SecurityAccessサービスのレスポンスメッセージ
次はレスポンスメッセージ。
これも2種類だね。
だろうねぇ。
requestSeedに対するレスポンスメッセージは以下。
Position | Parameter Name | Value |
---|---|---|
1 | SecurityAcces Response SID | 0x67 |
2 | sub-function = [ securityAccessType = requestSeed ] | 0x01,0x03,0x05,0x07-0x7D |
3-n | securitySeed | 0x00 – 0xFF |
そしてsendKeyに対するレスポンスメッセージ
Position | Parameter Name | Value |
---|---|---|
1 | SecurityAcces Response SID | 0x67 |
2 | sub-function = [ securityAccessType = sendKey ] | 0x02,0x04,0x06,0x08-0x7E |
うーん、SeedとKeyって単語がポイントな気がするが
具体的な流れがわからん。
うん。
最近なかなか鋭いね!
じゃー次回はこのサービスのコンセプトについて説明しよう。
まとめ
まとめだよ。
- SecurityAccessサービスは大きく2種類のメッセージパターンがある。
- requestSeed。
- sub-functionが奇数。
- sendKey。
- sub-functionが偶数。
- requestSeed。
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