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https://www.simulationroom999.com/blog/diagnostic-communication-backnumber/
はじめに
ISO14229ことUDSの話。
UDSのシミュレーション全体構成について。
登場人物
博識フクロウのフクさん

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
UDSのシミュレーション全体構成

まずはシミュレーションを実施するにあたっての全体構成発表!!

うーん、待ってました?

(何この反応・・・。)

ざっと絵に描くとこう。


ちなみにCanTpはA-COMSTACKのCanTP?

そう。

DcmはOpenSARのDcm?

そう。

・・・。

・・・。

むっちゃ茨の道なんじゃ・・・。

まぁインターフェースさえきっちり把握してれば大丈夫なんじゃん?

CanTpの時の悪夢がよみがえる!!!
UDSシミュレーション構成上の問題

まぁ確かにこの構成って、
問題があると言えばあるんだよね。

やっぱ無理なんじゃないの?!

無理ってことはないけど。

じゃー問題って何?!

A-COMSTACKのCanTpはAUTOSAR r4.x系で
OpenSARのDcmはAUTOSAR r3.x系。

え?
仕様のリビジョンが違うの?

うん。
というわけで、ある意味違法建築な感じにはなる。

(やっぱ茨の道だ・・・。)

一応、それぞれの仕様は事前にチェックして、
繋がらないことは無いってのは確認はしてある。
だからたぶん大丈夫だよ。

(「たぶん」って言ったー!)

(むっちゃ警戒してるな・・・。)

とりあえず、実際の繋ぎのところは私がやるんで。
太郎くんはAUTOSAR-Dcmの構成や振る舞いをおおよそで良いんで学んで行ってよ。

まぁそういうことであれば・・・。

じゃ、次回から各サービスの詳細かな。
まとめ

まとめだよ。
- USDシミュレーションの全体構成発表。
- A-COMSTACKはAUTOSAR r3.x系でOpenSARはAUTOSAR r4.x系。
- よって、違法建築。
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