【CanTp】車両診断通信 その39【シミュレーション㉖】

【CanTp】車両診断通信 その39【シミュレーション㉖】 車両診断通信

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https://www.simulationroom999.com/blog/diagnostic-communication-backnumber/

はじめに

ISO-TPのシミュレーションをしよう。のシリーズ。
ついに当初の想定する構成でシミュレーションをする回。

登場人物

博識フクロウのフクさん

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

シミュレーション構成復習

フクさん
フクさん

これからシミュレーションするわけなんだけど、
構成を復習しよう

python,isotp,python-can,CanTp,can,AUTOSAR,疑似ECU,Virtual CAN Bus
太郎くん
太郎くん

そうそう。
ここまで長かった・・・。

疑似ECUのソースコードについて

太郎くん
太郎くん

そういえば、疑似ECU側のソースコードってあんまり踏み込んでないよね?

フクさん
フクさん

そうなんだよねー。
A-COMSTACKのコード自体はオープンなんだけど、
これをここで開示して良いか、
って点と、
ちょっと機密に抵触しそうな部分があるんで、
非公開かなー。

太郎くん
太郎くん

どの業界でもそういうのは多いけど、
自動車業界は特にシビアなイメージだよねぇ。

フクさん
フクさん

そうなんだよねー。
標準仕様とされている部分も
開示可能なのは同一コンソーシアムに参加している企業だけってことも多い。
良くも悪くも、変な参入障壁はあるんだよね。

太郎くん
太郎くん

参入障壁で入れない企業もあれば、
参入障壁で守られてる企業もあるって感じだね。

フクさん
フクさん

まぁ時間有ったらゼロからフルスクラッチで受信割り込み、送信完了割り込みの部分のコードは作って公開するかも。

シミュレーション結果

フクさん
フクさん

もう細かいこと抜きでシミュレーションの結果のログを張り付ける。

太郎くん
太郎くん

まぁ車両診断通信のログは結構見てきたから大体読めそうかな。

フクさん
フクさん

一応、見やすいように若干加工しておく。

Begin Triggerblock
 0.000000 Start of measurement
 // SFリクエスト SFレスポンス
 0.000000 1  18DA10F1x       Rx   d 8 03 22 01 0A CC CC CC CC	// SF
 0.001892 1  18DAF110x       Rx   d 8 06 62 01 0A 00 01 02 55	// SF
 
 // SFリクエスト MFレスポンス
 0.199410 1  18DA10F1x       Rx   d 8 07 22 01 0A 01 0A 01 0A	// SF
 0.201949 1  18DAF110x       Rx   d 8 10 10 62 01 0A 00 01 02	// FF
 0.202465 1  18DA10F1x       Rx   d 8 30 00 00 CC CC CC CC CC	// FC
 0.203399 1  18DAF110x       Rx   d 8 21 01 0A 00 01 02 01 0A	// CF
 0.204391 1  18DAF110x       Rx   d 8 22 00 01 02 55 55 55 55	// CF
 
 // MFリクエスト MFレスポンス
 0.401523 1  18DA10F1x       Rx   d 8 10 11 22 01 0A 01 0A 01	// FF
 0.402334 1  18DAF110x       Rx   d 8 30 00 00 55 55 55 55 55	// FC
 0.404390 1  18DA10F1x       Rx   d 8 21 0A 01 0A 01 0A 01 0A	// CF
 0.404529 1  18DA10F1x       Rx   d 8 22 01 0A 01 0A CC CC CC	// CF
 0.416162 1  18DAF110x       Rx   d 8 10 29 62 01 0A 00 01 02	// FF
 0.417333 1  18DA10F1x       Rx   d 8 30 00 00 CC CC CC CC CC	// FC
 0.418349 1  18DAF110x       Rx   d 8 21 01 0A 00 01 02 01 0A	// CF
 0.419340 1  18DAF110x       Rx   d 8 22 00 01 02 01 0A 00 01	// CF
 0.420258 1  18DAF110x       Rx   d 8 23 02 01 0A 00 01 02 01	// CF
 0.421306 1  18DAF110x       Rx   d 8 24 0A 00 01 02 01 0A 00	// CF
 0.422322 1  18DAF110x       Rx   d 8 25 01 02 01 0A 00 01 02	// CF
End TriggerBlock
太郎くん
太郎くん

これだけの実現にどれだけ回を重ねたか・・・。

フクさん
フクさん

まぁ一個一個確認しながら進めてきたからねー。
予備実験はしていたとは言え、
ログを取って細かく確認していくとまぁまぁ時間取られるし、
パラメータ変更実験とかもあったしね。

太郎くん
太郎くん

ん?
そういえば、AUTOSAR-CanTpの方はパラメータは弄らないの?

フクさん
フクさん

うん。
その実験が残ってはいる。
見た目上、比較的分かり易いBSを弄ってみようかと思ってる。

太郎くん
太郎くん

その感じだと次回か。

フクさん
フクさん

まぁログをまだ取ってないからねー。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • シミュレーション構成の復習。
  • 疑似ECU側のコード扱い。
    • 現状は非公開で勘弁してね。
  • SF-SF,SF-MF,MF-MFの通信ログ確認。

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