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はじめに
そろそろシミュレーションでいろいろ動かしてみたい。
そこらへんの概要説明の回。
登場人物
博識フクロウのフクさん

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
お勉強ばっかりだと飽きちゃうんで。

一応、ISO-TPが終わって一区切りがついた感じかな。

この上の層にISO14229-1とかがあるんだよね?

そうなんだけど、
ここらへんで実際に動かして、
イメージを固めておいた方が良いかなって。

おーいいね!
なんかずっとお勉強って感じで、
実はちょっと飽きてきてたんだよね。

(説明者本人を目の前に「飽きてきてた」とか言っちゃうのちょっとひどくない?)
シミュレーション構成

まず最初にシミュレーションの構成を説明する。
絵で描くとこんなイメージになる。


ちょっと、全体的に意味不明なんだけど・・・。

だろうね。
一個一個説明していくつもりだけど、
今聞いておきたいことあったら聞いていいよ。

「Vitual CAN Bus」ってなに?

「Vitual CAN Bus」ってのは、Vector社が無償で公開しているライブラリに含まれるもので、
Vector製のCANインターフェースを制御するのと変わらない手順で
PC内でシミュレーションする仕組みだね。

CANoeのシミュレーションバスとは違うの?

別物だね。
CANoeのシミュレーションバスはCANoeの中のシミュレーションに過ぎないのだけど、
Vitual CAN Busはデバイスとしてのシミュレーションの性質が強いね。

あと、AUTOSARってなんだっけ?
聞いた事ある気がするけど。

Wikipediaから引用してきたよ。
AUTOSAR (オートザー、AUTomotive Open System ARchitecture) は、2003年に発足した自動車業界のグローバル開発パートナーシップである。活動目的は、インフォテインメントを除く領域で、車載電子制御ユニット用の共通標準ソフトウェアアーキテクチャを策定、確立することである。さまざまな車種やプラットフォームに対応できる拡張性、ソフトウェアの可搬性、可用性への配慮、安全要求への対応、多種多様なパートナーとの協業、天然資源のサステナブルな利用、車両の「製品ライフサイクル」全般にわたる保守性などを目標とする。
Wikipediaより(https://ja.wikipedia.org/wiki/AUTOSAR)

一言で言うと、「標準化されたECUソフトウェアの部品仕様」を策定して言う団体及び仕様群の名称だね。

あと、費用ってどのくらい掛かるの?
CANoe、CANape以外に必要な物があると稟議書作らないといけないんだけど。

今回の設備投資は0円だ。

え?!
大丈夫なの?

まぁ、私も金で解決できることはとっとと金で解決するタイプではある。
しかし、
Pythonという言語が予想以上に自動車業界で使われ始めている動向もある。
よって、
今回は、CANoeとかでやらせていた部分は可能な限りPythonで再現したいと思っている。
というわけで、
私としてもチャレンジ的な内容が含まれているんで、
ダメだったら方針変更はあり得るね。

ということは、この絵の通りにうまく行く保証は無いってことか・・・。

一応、事前に予備実験的なことはやってるんで、
たぶん大丈夫だとは思うけどね。

しかし、フクさんも常にチャレンジし続けているということか・・・。
これはこっちも頑張らないと。
まとめ

まとめだよ。
- お勉強には飽きたのでそろそろシミュレーションするよー。
- AUTOSARやるかもねー。
- あえてPythonを使うというチャレンジもするよー。
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