ディープラーニングのテクニック その4

ディープラーニングのテクニック その4 AI、データサイエンス

はじめに

ディープラーニングの合わせ技のようなものが存在。
それらについて記載する。

強化学習、一連の行動系列の結果として報酬を最大とする。深層強化学習、Double DQN、Dueling Network、Categorical DQN、Rainbow、画像生成モデル、変分オートエンコーダ、敵対的生成ネットワーク、VAE、GAN、AlphaGo、AlphaGo Zero,自己対局のみで強化、生成タスク、WaveNet、深層生成モデル

深層強化学習

強化学習

教師あり学習、教師なし学習以外に強化学習と呼ばれる分野も存在する。
強化学習とは「行動を学習する仕組み」になる。
教師あり学習と混同し易いが、一連の行動系列の結果としての報酬を最大とするように学習する
明確な答えがあるわけではない。
教師あり学習よりも状態を如何に定義できるか、如何に行動を定義できるかが重要且つ難解

深層強化学習

2013年DeepMind社がCNNと強化学習によりブロック崩しを実現。
ここで用いられた手法は強化学習のQ学習(Q learning)とディープラーニングを組み合わせていることから、DQN(Deep Q-Network)と呼ばれ、これ以降は以下の改良版モデルが研究される。

  • Double DQN
  • Dueling Network
  • Categorical DQN
  • Rainbow

これらの成果から深層強化学習の研究が活発となった。
2015年~2017年に再びDeepMind社のAlphaGo(アルファ碁)が世界チャンピオンを打ち破る。
AlphaGoもCNNを用いており、打つ手筋はモンテカルロ木探索を使用している。
また、囲碁の棋譜を全く使用せず、自己対局のみで学習していくAlphaGo ZeroがAlphaGoを超える強さとなる。

深層生成モデル

生成タスクアプローチ

最近のディープラーニングは認識、識別タスク以外に生成タスクにも応用されている。
生成タスクは大きく2種類。

  • データを元に、新しいデータを生成
    • 識別モデルの延長
      • 音声生成
        • WaveNet
  • データそのものを生成
    • 生成モデル
      • 画像生成モデル
        • ディープラーニングを組み合わせて深層生成モデル

画像生成モデル

深層生成モデルの研究に大きく2種類のモデルがある。

  • 変分オートエンコーダ(Variational AutoEncoder:VAE)
    • オートエンコーダの応用
    • 圧縮ではなく統計分布に変換
      • 平均と分散をパラメータとしている。
  • 敵対的生成ネットワーク(Generative Adversarial Network:GAN)
    • 2種類のネットワークで構成
      • ジェネレータ(Generator)
        • ランダムベクトルから画像生成
      • ディスクリミネータ(Discriminator)
        • 画像が本物かジェネレータが生成した偽物かを見破る
      • 上記2種類のネットワークを競わせて精度を大幅に引き上げる
    • 実際のCNNを利用したモデル名はDCGAN(Deep Convolutional GAN)

まとめ

  • 答えのない目的を持たせた強化学習とディープラーニングの組み合わせとして深層強化学習が存在。
  • 生成タスクとして、何もないところからデータを生成する深層生成モデルが存在。(画像生成モデル)

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