バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/compare-matlabpythonscilabjulia3-backnumber/
はじめに
タイトルはアフィン変換になっているが、
実際にはキャンパス拡張の話。
今回はScilabで実施する。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
キャンパス拡張【再掲】
太郎くん
まずは、キャンパス拡張のイメージを再掲。
フクさん
今回は、これをScilabで実現する。
Scilabコード
フクさん
Scilabコードは以下。
canvas_expansion.sci
function img = canvas_expansion(img, x, y)
[H, W] = size(img);
WID = W+x;
HID = H+y;
e_img = uint8(zeros(HID, WID));
e_img(int32((HID-H)/2)+1:int32((HID+H)/2), int32((WID-W)/2)+1:int32((WID+W)/2)) = img;
img = uint8(e_img);
endfunction
canvas_expansion_test.sci
function canvas_expansion_test()
img = imread('dog.jpg');
r = img(:,:,1);
g = img(:,:,2);
b = img(:,:,3);
// SDTVグレースケール
img = uint8([0.2990 * double(r) ...
+ 0.5870 * double(g) + 0.1140 * double(b) ]);
img = canvas_expansion(img, 300, 300);
// グレースケール画像の書き込み
imwrite(img, 'dog_canvas_expansion.jpg');
endfunction
処理結果
フクさん
処理結果は以下。
考察
太郎くん
まぁ、処理としてはMATLABと一緒だね。
フクさん
ただ、環境によってはメモリ不足になることがあるらしい。
その場合は、元の画像を小さくしたりして対処する必要があるな。
太郎くん
以前もメモリ不足問題があったな・・・。
フクさん
どのようなメモリ管理をしているのかは不明だが、
大容量の変数を確保することを想定していないようだな。
というわけで画像処理としては少々相性が悪い。
太郎くん
まぁ、他の環境でも動作は見れるし、とりあえず暫定処置でも良いかな。
まとめ
フクさん
まとめだよ。
- キャンパス拡張をScilabで実施。
- 手順としてはMATLABと一緒。
- メモリ不足になることがあるため、画像を小さめにしておいた方が良い。
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