バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/compare-matlabpythonscilabjulia-backnumber/
はじめに
前回は、Pythonの概要について。
PythonというかNumpyがベクトル、行列に強い。
Python自体は無料と思って良いが、パッケージ別にライセンスが規定されてるので要注意。
今回はScilab。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
Scilab
次は・・・Scilab?
そうだね。
Scilabは太郎くんはあまり馴染みは無いかもね。
そうだねー。
MATLAB/Simulinkっぽいオープンソースな環境って話を聞いたことあるくらいかな。
まずはWikipediaからの引用。
Scilab(サイラボ)とは、1990年からフランスのINRIA(Institut National de Recherche en Informatique et en Automatique、国立情報学自動制御研究所)とENPCで開発されているオープンソースの数値計算システムである。
Wikipediaより(https://ja.wikipedia.org/wiki/Scilab)
MATLAB/Simulinkと比較される本当の理由
そして、MATLAB/SimulinkとScilabが比較される最大の理由が、
Scilabと一緒にパッケージングされてるxcosというグラフィカルツールにある。
xcos?
簡単に言うと、Simulinkっぽいやつだ。
あ、画面上にブロック置いて、線で結ぶだけでロジック組めるってことか。
そうそう。
といってもSimulinkと互換性があるわけでもないし、
使い勝手と言うかクセも結構違うけどね。
でも、Scilabという数値解析環境の上でグラフィカルにブロック図を記載できる特性はMATLAB/Simulinkにそっくりだ。
それはおもしろそうだなー。
ちなみに私は、この手のツールに関しては、
MATLAB/Simulinkからじゃなくて、Scilab/xcosから入ってる。
理由は自宅でいろいろ実験可能ってところだな。
確かに自宅でいろいろやろうと思ったらMATLAB/Simulinkってわけにはいかないもんね。
MATLABもhomeライセンスがあるが、それはここ最近の話だしね。
まぁMATLABだけだったらPythonのNumpyで、って選択肢もあるだろうけど、
Simulinkっぽくなんかやるって話だと、Scilabの方が有力ってことか。
一応、xcosもWikipediaに載ってたから引用しよう。
(ほんとWikipedia万能だな)
XcosはScilab Enterprises(フランス語版)によって開発されたScilabで配布されているグラフィカルな数学的モデリングとハイブリッド力学系シミュレーションツールである。グラフィックエディタXcosを使用すると、ダイナミックハイブリッドシステムのモデルを構築できる。モデルの組み立て、ロード、保存、コンパイル、シミュレーションができる。Xcosは、産業や学問のニーズに特に適した強力で使いやすいソリューションで、機械システム(自動車、航空宇宙、…)、水圧回路(ダム、…)、システム制御などのモデリング機能を提供する。
Wikipediaより(https://ja.wikipedia.org/wiki/Xcos)
まとめ
まとめだよ。
- ScilabはMTALAB/Simulinkと比較されることが多い。
- 理由は、xcosというグラフィカルツールにてブロック線図を書けるツールの存在。
- 互換性は全く無いが、Simulinkっぽいツール。
- MATLAB/Simulinkを自宅で使えない場合に使ってる人は多かったのでは?
バックナンバーはこちら。
コメント