【入門】Scilabの基本的な使い方【数値計算】

scilab

はじめに

Scilabの基本的な使い方の備忘録。
MATLABを意識しているのか、「コメント」以外はMATLABと同一である。
よって、自宅でScilabスクリプト書いて試して、業務でmスクリプトに転記するようなことも多い。

※ MATLAB、Python、Scilab、Julia比較ページはこちら

単純計算

-->a=1;
 
-->b=2;
 
-->c=a+b;
 
-->c
 c  =
 
    3. 

-->

記述ルール

コメント//
結果の非表示行末に”;”(セミコロン)
複数行での入力行末に”…”(ピリオド三つ)

適当なスクリプトで”//”と”%”に置き換えるとMATLABでも動作。
するかもしれない・・・。(自己責任)

ベクトル、行列

列の区切り (半角スペース) or “,”(カンマ)
行の区切り;(セミコロン)

ベクトル

-->x=[1;2;3]
 x  =
 
    1.  
    2.  
    3.  

-->linspace(0,10,5)
 ans  =
 
    0.    2.5    5.    7.5    10.  

行列

-->A=[1 2 3; 4 5 6; 7 8 9]
 A  =

    1.    2.    3.  
    4.    5.    6.  
    7.    8.    9.  
 

行列要素の抜き出し(スライシング)

-->A=[1 2 3; 4 5 6; 7 8 9]
 A  =
 
    1.    2.    3.  
    4.    5.    6.  
    7.    8.    9.  
 
--> A(1,2)
 ans  =
 
    2.  
 
-->A(2,2)
 ans  =
 
    5.  
 
-->A(2,3)
 ans  =
 
    6.  
 
-->A(2,:)
 ans  =
 
    4.    5.    6.  

-->A(2,2:3)
 ans  =
 
    5.    6.  
 
-->A(:,3)
 ans  =
 
    3.  
    6.  
    9.  

まとめ

基本的な計算に関してはMATLABと同一と考えて良い。
であるが故に自宅でMATLABが使えない場合の代替としてScilabを使うのが良いことが多い。

※ MATLAB、Python、Scilab、Julia比較ページはこちら

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