VOICEVOXとAivisSpeechキャラと一緒に!AviUtlを使った動画作成 バックナンバー
https://www.simulationroom999.com/blog/with-voicevox-and-aivisspeech-characters-creating-videos-using-aviutl-backnumber/
はじめに
以前、AivisSpeechのAnneliというキャラの立ち絵を作成した。
ほぼ独自に作成したが、
Anneliの画像自体はAivisSpeechのアイコンとして存在はしている。
しかし、このアイコン画像のライセンスが不明と言うことで、
アイコン画像ベースの立ち絵作成は見送っていた次第。
だったのだが、
最近になって、AivisProjectからライセンスについての回答が来たので、
アイコン画像ベースの立ち絵作成にチャレンジ。
他のAnneli立ち絵
通常頭身版
デフォルメ(2.5頭身)版
動画
該当立ち絵を使用した動画はこちら。
その他動画関連
アイキャッチ画像
立ち絵画像ではなく、アイキャッチ画像が欲しい場合はこちらを参照してください。
AivisSpeech
音声合成ソフトウェアAivisSpeechはこちらから入手できます。

ライセンスについて
Anneliのアイコン画像のライセンスについて、以前Aivis Projectに問い合わせをしていた。
しばらく応答がなかったため、半分諦めていたが、
最近返信があり、状況が変わってきた。
Aivis Projectより以下のご回答いただきました。
Anneli モデルのアイコン画像の利用についてですが、今のところライセンスは明示的に定めておりません。
幅広く利用していただくため、ACML ライセンスの解釈には敢えて曖昧さを含ませている箇所がございます。
最終的にはご自身での判断をお願いしておりますが、Anneli のアイコン画像は音声合成モデルファイル (AIVMX) に内蔵されています(ライセンス文も内蔵されています)ので、音声合成モデルのライセンスがそのまま適用されるという解釈も可能と考えます。
KEI様がお考えの利用方法(Anneli のアイコン画像をベースに画像生成を駆使して全身像を作成し、目の部分をベースに瞬き等のパーツを作成し、これを組み合わせて立ち絵にする)は、Aivis Project の活動を応援していただくことに繋がると考えておりますので、基本的に問題ございません。
結論としては問題ないということではあるが、
最終的には自己責任。
理屈としては、以下。
- アイコン画像は音声合成モデルファイル (AIVMX) に内蔵されている。
- AIVMXはACML
- よって、アイコン画像もACML
まぁ、他にライセンス文が無い以上、この理屈を利用するしかない状態。
尚、Anneliのアイコン画像はkaunistaさんのStyle-Bert-VITS2モデル配布サイトのイラストが元になっていると思われる。
こちらの方がAnneliが描かれている範囲が広いので、こちらを使いたいところではある。
実は、kaunistaさんにも問い合わせはしているが、ライセンスの回答はいただけていない。
よって、kaunistaさんの画像はライセンス不明であり、
あくまで、AivisSpeechのアイコンの範囲のみがACMLとなる。
よって、私の今回の立ち絵作成も、あくまでアイコンでの表示範囲が元になっている。
立ち絵例
作成した立ち絵を並べると・・・。
全身

バストショット


目、口、眉の差分は(GIMPで)psdファイルとしてまとめています。
こんな感じで瞬き&口パクさせることを想定しています。

動画の立ち絵の求められるもの
動画の立ち絵は最低限以下の要素が求められます。
- ウエストショット、ニーショット程度の全身像(本当はフルフィギュアが望ましい)
- 瞬き
- 開いている状態、半開き、閉じている状態が必要
- 口パク
- あ、い、う、え、お、綴じの6種類が必要。
- 特に母音に合わせるこだわりが無ければ「開き」と「綴じ」の2つだけでもOK
作成過程
作ったと言っても、私自身、絵が描けるわけでは無いです。
簡単に作成した過程を書くと、
- AivisSpeechのAnneliのアップショットアイコンの外側をほぼ想像で全身のイラストを描く。
- 上記イラストを元にimg2imgのinpaint実施
- inpaintで補完した部分の色合いが変なので、GIMPを駆使して調整
- 瞬き用の目差分、口パク用の口差分を頑張って作成
- 上記パーツをGIMPで取りまとめ
- GIMPからpsd(Photo Shop Data)としてExport
案の定ではあるが、四国めたん、ずんだもん、春日部つむぎと並べると色負けする・・・。
尚、Photo Shopは持っていないので、正常なpsdファイルになっているかは確認できていません。
少なくともAviUtlのPSDToolKitによる立ち絵として機能していることだけは確認済みです。
ライセンスとか
この立ち絵のライセンスですが、とりあえず以下にしておきます。
- ローカルPCで生成したのでstability AI License対象外でOK
- 【参考】stability AI License
- https://stability.ai/license
- 非商用利用: 無料で利用可能。
- 商用利用: 年間収益が1百万ドル未満の個人や小規模ビジネスは無料で利用可能。収益が1百万ドルを超える場合は、エンタープライズライセンスが必要。
- https://stability.ai/license
- 【参考】stability AI License
- ACML(Aivis Common Model License) 1.0 (AIVMXのAneeliアイコン画像を使用している都合)
- https://github.com/Aivis-Project/ACML/blob/master/ACML-1.0.md
- CreativeML Open RAIL-Mライセンス(SurMix kawaiiEditionモデルを使用した都合)
- https://huggingface.co/spaces/CompVis/stable-diffusion-license
- 【要約】
- オープンアクセス: 商業目的での無料利用と再利用を許可する。
- 使用制限: モデルの不適切な使用を防ぐための特定の使用制限が含まれている。例えば、違法行為や有害な行為に使用することは禁止されている。
- 責任ある研究の促進: アートやコンテンツ生成のための生成モデルに関するオープンで責任ある研究を推進する。
- 派生モデルの制限: 派生モデルも同様の使用制限を含む必要がある。
- 私個人による追加ライセンス
- この立ち絵を使用することによって生じた損害や不利益について、作者(私)は一切の責任を負いません。使用者は自己の責任において本立ち絵を使用してください。
- 改変、書き足して利用するのはOKです。
- 再配布は禁止します。
- (トレーサビリティ都合で)クレジット表記とpsdファイルの取得元URLをわかりやすいところに明記しておいてください。
- AivisHub Anneli
- https://hub.aivis-project.com/aivm-models/a59cb814-0083-4369-8542-f51a29e72af7
- KEI(シミュレーションの世界に引きこもる部屋)
- https://www.simulationroom999.com/blog/anneli-standing-picture-icon-base/
- ※ 上記はAivisSpeechのアイコン画像を使用し、kaunistaさんのAnneli画像を使用しているわけでは無いことの証明を兼ねています。
- AivisHub Anneli
まぁ、一般的なYoutube動画利用の範囲であれば、
概要欄にクレジット表記&URLを入れれば問題無いと解釈してください。
あと、任意になりますが、AivisProjectへのリンクも張っておくと尚良いです。

psdファイル
以下からダウンロードしてください。
zipパスワードは「Anneli_org_base_bS2D$P8+」です。
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