AI実装検定A級、合格率、テキスト、勉強時間、試験日

AI実装検定A級、合格率、テキスト、勉強時間、試験日 AI実装検定
AI実装検定A級、合格率、テキスト、勉強時間、試験日

勉強時間

かなり事前知識に依存します。
私は2週間前から平日2時間、休日4時間で、合計34時間ほど費やしました。

これより短くても問題ない人もいるかもしれないし、
全く足りない人もいるでしょう。

というわけで、対AI実装検定A級を加味した場合の私のスペックを書いておきます。
似たようなスペックであれば、同様の時間で十分でしょう。

  • AI
    • 順伝播はパッと見で行列演算に置き換えられる。
    • AIフレームワーク(Pytorch,TensorFlow)未使用で誤差逆伝播法を書ける。
  • 数学
    • ベクトル、行列演算は業務上よく使う。
    • 微分積分も業務上よく使う。
    • 確率統計はあまり知らない。
  • プログラミング
    • MATLABはよく触るがPythonは趣味レベルでちょっとだけ触るだけ。
    • NumPyはよく使うが、scikit-learnは使わない。
    • matplotlibはよく使うがseabornは使わない。

(まぁ自動車業界だとあるあるな感じのスペックだったりします)

公式テキストを斜め読みして、半分くらいは「あー大体わかるわかるー!」
って感じな人であれば、私と同じ程度の時間で大丈夫だと思います。
1/3程度しかわからないのであれば、45時間くらいは費やした方が良いでしょうし、
全く分からない場合は、60時間くらいは覚悟した方が良いかもしれません。

特殊な出題

シラバスから考えると言うほど特殊ということはないのですが、
公式テキストでは明確には扱われていない問題が出ます。

私の記憶の範囲で書き出すと以下になります。

  • AI
    • 活性化関数の数式とグラフの関係性
    • 色の表現
    • グラフを見た上で活性化関数への入力に対しての出力値
  • Python
    • 活性化関数のソースコード表現
    • 活性化関数に対して入力した場合の予測される出力結果
  • 数学
    • 「袋の中にある球の数の確率問題」の亜種
    • 三角関数項(バイアス付き)が含まれた偏微分
    • 指数が負の偏微分
    • 指数関数のバイアス付き微分
    • 係数に0がある固有ベクトル
    • 表の平均値を求める
    • とある関数の最小値を求める

16問程度がテキスト範囲外の出題があると思った方が良いでしょう。

合格率50%程度と思ったの理由

合格率が公表されていないのもかかわらず合格率が50%以上と思った理由ですが、
おおよそ以下になります。

  • テキストのみの学習だと先の理由で合格ラインギリギリ。
    • 16問がテキスト範囲外なので44問正答が限界。
    • 44問だと正答率73%でギリギリ。
  • 上記に伴い、受験者の獲得正答率は合否ラインで団子状態。(ボリュームゾーン)
  • よって、合格率は45%~55%あたりに収束。

とは言え、受験者自体がそこそこ知識を持った人で偏っている場合は、当然合格率は引き上がります。
AI実装検定A級が始まった初期の頃であれば、大半が有識者である可能性があり、
結果として合格率が70%以上ということはあり得ます。

昨今では、AIに興味を持ち始めた人も受験する可能性が高く、
そうなると公式テキストをベースに学習してくることになると思います。
この状況であれば、私の推定値に近づいていくと思います。

逆に言うと、事前にテキスト範囲外の対策もしておけば、70%のボーダーを超えることは容易とも言えます。
この記事を読んだ方は是非先ほどのテキスト範囲外の対策もしてください。
この場合は合格率50%という数値はさほど意味をなさないですね。

まとめ

  • AI実装検定A級に合格しました。
  • 合格率、テキスト、勉強時間、試験日について解説。
  • なぜか問題集も作った。
  • 公式テキスト範囲外もあらかじめ認識しておけば怖く無い。

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