【入門】アフィン変換とアフィン行列【数値計算】

【入門】アフィン変換とアフィン行列【数値計算】 数値計算
【入門】アフィン変換とアフィン行列【数値計算】

MATLAB、Python、Scilab、Julia比較ページはこちら
https://www.simulationroom999.com/blog/comparison-of-matlab-python-scilab/

はじめに

の、

MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第3章 その69【アフィン変換⑬】
MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第3章 その70【アフィン変換⑭】

を書き直したもの。

アフィン変換の続き。
各種アフィン変換とアフィン行列について。
ついでに回転行列について。

各種アフィン変換とアフィン行列

今回は各種アフィン変換をする場合のアフィン行列をどうするかを確認しておく必要がある。
確認するのは以下になる。

  • 伸縮
  • 移動
  • 回転
  • 剪断

基本はこの4つの組み合わせで処理することになる。

伸縮

まずは伸縮。
\(x\)軸方向に引き延ばす場合は、\(x\prime\)が\(x\)に係数が掛かればOK。
\(y\)軸も考え方は一緒

アフィン変換伸縮

座標変換という考え方に則れば当然。

移動

次は移動。
これは\(x\)軸、または\(y\)軸の方向にバイアスを載せればOK。

アフィン変換移動

これも落ち着いてみれば当然。

回転

ここら辺から少しややこしくなる。
回転行列を使って、回転後の座標を推定する。

アフィン変換回転

回転行列についての説明は後述している。

剪断

次は剪断。
これも若干ややこしい。

アフィン変換剪断

これは冷静に考えると分かるのだが、
\(\tan(\theta)\)は角度\(\theta\)時の\(x\)と\(y\)の比率。
\(\tan(30^{\circ})\)
つまり、\(y\)が大きくなるほど、\(x\prime\)は\(1/\sqrt{3}\times y\)分ずれていく。

このずれた結果がこの斜めった画像ってことになる。

次のページへ

回転行列について説明する。

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