バックナンバーはこちら。
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はじめに
前回まででAsamMdfにて生成したMDFの構造や複数のツールによる読み込みテストは完了。
というわけでついに目的の仮想HILSへの組み込みを始める。
まずは、構成とか修正範囲の確認をしていく。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
仮想HILS改修計画
仮想HILSにMDF保存機能を追加する目途ってついた?
まぁ「おおよそ」ってレベル感だけど。
どんな感じに追加するの?
そうだな。
まぁいつも通り構成図から確認していこう。
といっても以前の構成図をほぼ使い回してるだけなんだけど。
うーん、以前の構成も結構忘れかけてるから、
その復習も兼ねて全体像からやってもらえると助かるよー。
仮想HILS改修構成
ネットワーク構成は以下のイメージになる。
そして論理構成。
あ、そうそう!
こんな構成だった!
そして、仮想HILS側にAsamMdfを組み込んで、MDF出力の機能とするわけか。
見た目上は大きな改修って感じではなさそうだな。
そうだね。
少なくとも修正箇所は仮想HILS側だけでOKなはずだ。
修正手順
そして、その仮想HILSの修正手順だが、今のところ以下を想定している。
- AsamMdf関連のimport追加。
- MDF生成指示用のボタンGUI追加。
- 上記ボタンGUIの振る舞い部分の追加。
- MDF生成処理部となる。
- MDF用の記録daqueの追加
そっか。
MDFを任意のタイミングで記録しようと思うとGUIの修正も必要になるのか。
あと、最後の「MDF用の記録daqueの追加」だが、
本来であれば、MDFとは別の一時ファイルに保存した方が良い。
メモリに蓄えると何れメモリ不足になるし。
しかし、実装が面倒なので、今回はメモリ上に可能な限りため込むようにする。
まぁそこら辺の調整は技術的可能性が確認できた後に僕がやっても良いしね。
(というか全部太郎くんがやるべきなのでは?)
というわけで次回からは具体的な仮想HILS修正内容について説明して行く。
アイアイサー!
まとめ
まとめだよ。
- 仮想HILS改修計画として以下を提示。
- 仮想HILS側にAsamMdfを組み込んでMDF出力機能の追加を示している。
- 少なくとも仮想HILSのみの修正になる。
- 任意のタイミングでMDFを生成するためGUI側の修正も必要。
- 収録データは一時ファイルにした方が良いが今回はメモリ上に蓄える。
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