【Viewer】最小構成のMBD事例 第2章 その310【CANape⑥】

【Viewer】最小構成のMBD事例 第2章 その310【CANape⑥】 事例
【Viewer】最小構成のMBD事例 第2章 その310【CANape⑥】

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はじめに

CANapeで自作MDFの読み込み確認中
前回はvalue to textで、数値を文字列に変換するタイプを確認。
ところが、表現方法がAsamMdf付属Viewerと異なり、
特定数値のみではなく、範囲で文字列変換がされているようだった。
これはMDFがファイルフォーマット仕様に過ぎず、表現方法はViewer側お任せのためである。

今回はvalue to textの範囲指定版のvalue range to textを確認する。

今回はその文字列表示の方法も利用して文字列変換タイプの物理変換の確認を行う。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

value range to text

太郎くん
太郎くん

最後はt10ms_value_range_to_textの信号で、
前回と同じように文字列への変換だけど、
細かい範囲指定ができるタイプだね。

フクさん
フクさん

値の設定上、恐らくは同じ見え方になるとは思うよ。

太郎くん
太郎くん

それも含めて確認してみよう。

CANape MDF 物理変換 value range to text、生値、物理値、Neutral、1st、2nd、3rd、Top、OverTop、5.5、6.5、7.5、8.5
太郎くん
太郎くん

あー、なるほど。
確かにvalue to textと同じ感じになる。

CANpaeでMDFを見た感想

太郎くん
太郎くん

やっぱり、なんだかんだで、CANpaeの方が見やすいというか、
表現方法が豊富って感じはするねー。

フクさん
フクさん

そりゃフリーなViewerと比べたらそうなるよ。
他も自動レポート機能とかもあるしね。

太郎くん
太郎くん

自動レポート機能?

フクさん
フクさん

収録が終わった時とかMDFを読み込んだ時をトリガーとして、
画面に映ってる状態をPDFに保存したり。

太郎くん
太郎くん

そんな機能もあるのか。

フクさん
フクさん

まぁAsamMdfもPythonで頑張って組めば似たようなことはできるかもしれないが、
その「頑張る」って部分を省略できるのが大きいな。

今後の方針

太郎くん
太郎くん

で、次はどうするの?

フクさん
フクさん

AsamMdfが十分使えることは分かったんで、
仮想HILSに組み込んで、シミュレーション結果をMDFとして保存する。

フクさん
フクさん

というか、
元々太郎くんがその目的でやってなかったっけ?!

太郎くん
太郎くん

あ、そうだった…。
完全に忘れてた…。

太郎くん
太郎くん

となると、
仮想HILSにAsamMdfを組み込んで、
MDFに保存するロジックを追加するって感じかな?

フクさん
フクさん

そうなるね。
どこまでの修正範囲になるかはわからないけど、
そこらへんは次回までに確認しておこう。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • value range to textの物理変換をCANapeで確認。
    • 値の設定上、value to textと同じ感じになる。
  • なんだかんだでCANapeの方がAsamMdf付属Viewerより高度なことができる。
    • 自動レポート機能もあったり。
  • 次回から仮想HILSへAsamMdfを組み込む作業となる。

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