【CANoe】最小構成のMBD事例 第2章 その265【仮想ECU連携②】

【CANoe】最小構成のMBD事例 第2章 その265【仮想ECU連携②】 事例
【CANoe】最小構成のMBD事例 第2章 その265【仮想ECU連携②】

バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/model-based-of-minimum-2-backnumber/

はじめに

前回はCANoe仮想HILSと仮想ECU連携のロードマップを提示。
以下4手順。

  • 指令器disable。
  • テストノード追加。
  • XCP関連セットアップ。
  • DAQ/STIM関連。

これらを一個ずつ片付けていく。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

指令器disable

太郎くん
太郎くん

まずは指令器のdisableだね。

フクさん
フクさん

これは簡単。
CANoeの「シミュレーション設定」のウィンドウ内に各ノードが定義されているんで、
disableしたいノードにマウスカーソルを合わせて右クリック。
「ブロックアクティブ」ってパラメータあるんで、それをクリックするとdisableになる。

CANoe上のネットワークノードdisable、シミュレーション設定、Commander Controller、Plant、設定、コンポーネントの設定、コンパイル、デバッグ、編集、コメント、ブロックアクティブ、ノードパネルを開く、IL設定を開く、切り取り、コピー、削除
太郎くん
太郎くん

disableにすると、そのノードは機能しなくなるって認識で合ってる?

フクさん
フクさん

あってる。
該当ノードに設定しているCAPLやシグナルジェネレータも動作しなくなる

テストノード追加

太郎くん
太郎くん

次はテストノード追加ってやつだね。

フクさん
フクさん

これも簡単で、
同じく「シミュレーション設定」のウィンドウ内のバス上(各ノードを結んでいる線)の上で右クリック。
でてくるポップアップの中の「CAPLテストモジュールを挿入」を選べばOK。

CANoe上にCAPLテストモジュールを挿入、シミュレーション設定、Commander Controller、Plant、ネットワークノードを挿入、CAPLテストモジュールを挿入、.NETテストモジュールを挿入、XMLテストモジュールを挿入、CANインタラクティブジェネレーターを挿入、リプレイブロックCANを挿入、挿入CANopen interactive Generator Block、GNSS simulator、ISO11783、J1939診断メモリーアクセス
太郎くん
太郎くん

他にも.NETとかXMLのテストモジュールってのもあるみたいだね。

フクさん
フクさん

今回は使用しないが、テストモジュールもいろいろバリエーションがあるんだよね。
.NETはC#ベースで記載ができるらしいが、XMLの方は良く知らない。

太郎くん
太郎くん

まぁ今回はCAPLのテストモジュールだからあまり気にしなくてもOKか。

フクさん
フクさん

気が向いたときにでも調べてみよう。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • CANoe上の指令器をdisable。
    • シミュレーション設定ウィンドウのノード上でdisable操作が可能。
  • CANOe上にテストノード追加。
    • シミュレーション設定ウィンドウのバス上で追加操作可能。
      • 今回はCAPLテストモジュールを使用。
        • .NET、XMLのテストモジュールは気が向いたら調べる。

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