【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その240【CAN-FD⑰】

【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その240【CAN-FD⑰】 事例
【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その240【CAN-FD⑰】

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はじめに

PyXCPのCAN-FD対応版のxcp_canfdクラスを作成を作成した。
前々回までの修正方針にそって修正し、
前回はコード開示までを行った。

よって、今回は実際に動かしてみて、その結果を確認する。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

xcp_canfdクラス動作確認

太郎くん
太郎くん

じゃー、動かすよーポチー

xcp_canfd動作結果、制御値[V]、目標値[rad/s]、実値[rad/s]、target[rad/s]、input[rad/s]、output[V]
太郎くん
太郎くん

おー、ちゃんと動いてるっぽい。

フクさん
フクさん

念のためXCPonCANだった時の物と比較してみよう。

PID制御の結果、目標値[rad/s]、実値[rad/s]、制御値[V]
太郎くん
太郎くん

全く一緒と言って良いレベルで一緒だ!

フクさん
フクさん

一応挙動としては問題無いだろう。

さらに念のためCAN-FD回線モニタ結果

フクさん
フクさん

一応、CAN-FD回線モニタもしておいた。
DAQとSTIMところの挙動を確認しておこう。

xcp_canfdクラス CAN-FD回線モニタ、目標値、実値、制御値
太郎くん
太郎くん

XCponCANの時と同じでDAQとSTIMのODT_ENTRYのレイアウトを合わせてるからキレイに並ぶんだねー。

フクさん
フクさん

ちゃんとSTIM発行後に目標値、実値が更新されて、
それに合わせて制御値が反応してる。

太郎くん
太郎くん

ということは、PID制御の振る舞いもOKそうだね。

フクさん
フクさん

まぁ完全にOKまでかはこれでは判断できないが、
PID制御器の性質が出ていることはわかる。
本当に妥当かは仮想HILSと結合後に確認だな。

次は何をする?

太郎くん
太郎くん

えーっと、ここまで来たら次は仮想HILSを改造するのかな?

フクさん
フクさん

DAQリスナーのことを忘れてるな。

太郎くん
太郎くん

あ、そういえばそういうのもあったね。
仮想ECUのDAQ応答を覗き見るやつ。

フクさん
フクさん

そうそう。
DAQ応答はECUの内部変数そのものと言えるので、
ECU側の監視のためにもDAQリスナーもXCPonCANFD対応しておいた方が良いだろう。

太郎くん
太郎くん

まぁDAQリスナーはそれほど難しい構造はしてなかったはずだから、あまり心配しなくてもOKかな。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • xcp_canfdクラス動作確認を実施。
    • 問題無く動作。
    • 念のためxcp_canの時の動作確認結果とも比較。
      • 同じ動きをしていることが確認できる。
  • CAN-FD回線モニタも実施し、CAN-FDフレームのレベルでも確認。
    • こちらも想定通りの動作をしていることを確認。
    • PID制御器もおおよそ狙い通り動いてそう。

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