【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その205【AUTOSAR⑪】

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https://www.simulationroom999.com/blog/model-based-of-minimum-2-backnumber/

はじめに
登場人物
AUTOSAR-XCPのメモリアクセス系コマンドの動作確認
DOWNLOAD、UPLOADによるverify
CAN回線ログ
まとめ

はじめに

前回から、AUTOSAR-XCPの動作確認を開始。
XCPコマンドはPyXCPを使って実施する。
XCP Basic、PyXCPで散々やったところなので巻き気味で推進するため、一気にCONNECT、GET_STATUS、SYNCH、GET_COMM_MODE_INFOのコマンドの動作確認を済ませた。

今回は引き続き、XCPコマンドで、メモリアクセス系となる。

登場人物

博識フクロウのフクさん

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

AUTOSAR-XCPのメモリアクセス系コマンドの動作確認

太郎くん

次はメモリアクセス系かな。

フクさん

そうだね。
まぁここもあまり細かくやらずにさっと流してしまおう。

太郎くん

じゃ、以前のPyXCPの動作確認に使ったコードを使いまわしてしまおう。

DOWNLOAD、UPLOADによるverify

# SET_MTA、UPLOAD
xm.setMta(0x0000,0xff)
bhv = xm.upload(4)
print(bhv.hex())

## SET_MTA、DOWNLOAD
bhv = bytearray(bhv)
bhv[0] = 0xAA
bhv[1] = 0x55
xm.setMta(0x0000,0xff)
xm.download(bhv)

# SET_MTA、UPLOAD(verify)
xm.setMta(0x0000,0xff)
bhv = xm.upload(4)
print(bhv.hex())

結果

# SET_MTA、UPLOAD
00000000

## SET_MTA、DOWNLOAD
bytearray(b'')

# SET_MTA、UPLOAD(verify)
aa550000

太郎くん

うん。
0000がaa55に変わってるからOKだね。

CAN回線ログ

太郎くん

CAN回線のログも確認しておこう。

# SET_MTA、UPLOAD
 0.166494 1  1               Rx   d 8 F6 00 00 FF 00 00 00 00
 0.166945 1  2               Rx   d 1 FF
 0.174342 1  1               Rx   d 2 F5 04
 0.174957 1  2               Rx   d 5 FF 00 00 00 00

## SET_MTA、DOWNLOAD
 0.216474 1  1               Rx   d 8 F6 00 00 FF 00 00 00 00
 0.217956 1  2               Rx   d 1 FF
 0.235241 1  1               Rx   d 6 F0 04 AA 55 00 00
 0.235766 1  2               Rx   d 1 FF
 
# SET_MTA、UPLOAD(verify)
 0.268403 1  1               Rx   d 8 F6 00 00 FF 00 00 00 00
 0.269812 1  2               Rx   d 1 FF
 0.278348 1  1               Rx   d 2 F5 04
 0.279675 1  2               Rx   d 5 FF AA 55 00 00

フクさん

OKそうだ。
これはとっととDAQに突入できそうだな。