【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その198【AUTOSAR④】

【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その198【AUTOSAR④】 事例
【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その198【AUTOSAR④】

バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/model-based-of-minimum-2-backnumber/

はじめに

前回はAUTOSAR-XCPの機能範囲について確認した。
純粋にXCPを実現しているBSWだけなので、下位BSWのCanIfが必要。
CanIfについては以前、診断通信BSWの一つであるCanTpの実験をしたものを使いまわせそう。

ある程度、実現の目途が立ったところで実現までのロードマップを考える。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

AUTOSAR-XCP PCシミュレーションに向けてのロードマップ

太郎くん
太郎くん

とりあえず、技術的課題は解消された感があるから、
あとはどう進めていくかだねー。

フクさん
フクさん

そうだね。
以下の方針で進めていこうと思う。

  • 実験構成を決める
  • AUTOSAR-XCPのPCシミュレーション環境
  • CanIfの実装
  • AUTOSAR-XCPのコンフィグレーション
  • PyXCPで一連のコマンド実験
  • PyXCPでSTIM実験
太郎くん
太郎くん

お!PyXCPは使うんだね。

フクさん
フクさん

うん。
こういったXCP関連の実験としては持ってこいのライブラリだしねー。

実験構成

太郎くん
太郎くん

まずは実験構成だね。

フクさん
フクさん

以下の構成を想定している。

AUTOSAR-XCP 実験構成、CAN回線モニタ用、Python、Can.logger、Python-can、PyXCP、XCPスレーブ(ECU側)、AUTOSAR、XCP、XLドライバ、Virtual CAN Bus
太郎くん
太郎くん

恒例のVirtual CAN Busを使うパターンだね。

太郎くん
太郎くん

あと、Virtual CAN Busを使うためにXLドライバをAUTOSAR-XCPの下に入れ込む感じか。

フクさん
フクさん

そうそう。
以前やった診断通信のDcm、CanTpの時とほぼ一緒の構成になってるはずだ。

AUTOSAR-XCPのPCシミュレーション環境

フクさん
フクさん

次はシミュレーション環境だが、
これもいつも通りVisual Studio 2017 expressを使用する。

太郎くん
太郎くん

ここら辺はもう慣れたもんだって感じだ。

フクさん
フクさん

以前、言ったようにPCシミュレーションを想定した作りというわけでもないし、
XCP以外のAUTOSARならではのソースファイルがいくつか必要になるはずだ。
まずはここら辺を整理していった方がよいだろう。

太郎くん
太郎くん

とりあえず、全部含めてビルドじゃだめそうって感じ?

フクさん
フクさん

そうだね。
不足しているヘッダファイルとか結構ありそうなんで、
CanTp実験コードから不足分を移植することになると思う。

太郎くん
太郎くん

まぁ移植できるものがあるんだったらなんとかなるか。

フクさん
フクさん

次回から、ここらへんの辻褄合わせをやっていこう。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • AUTOSAR-XCP PCシミュレーションに向けてのロードマップを提示。
    • 恒例の実験構成、環境、実験内容を提示。
  • 実験構成の提示。
    • こちらもおなじみのVirtual CAN Busを使用した構成。
  • AUTOSAR-XCPのPCシミュレーション環境も恒例のVisual Studio 2017 express。

バックナンバーはこちら。

コメント

タイトルとURLをコピーしました