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はじめに
SDカードのSPIモード通信の読み書き詳細の
「CMD12(STOP_TRANSMISSION)による停止」
について。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
SDカードのSPIモード通信の読み書き詳細
今回はSPIモード読み書きに関する話としては最後で、
「CMD12(STOP_TRANSMISSION)による停止」
について。
- CMD24(WRITE_BLOCK)による書き込み
- ACMD23(SET_WR_BLK_ERASE_COUNT)による消去ブロック数指定
- CMD25(WRITE_MULTIPLE_BLOCK)による書き込み
- Start Block/data Response/STOP_TRAN tokenの発行
- CMD17(READ_SINGLE_BLOCK)による読み出し
- CMD18(READ_MULTIPLE_BLOCK)による読み出し
- CMD12(STOP_TRANSMISSION)による停止 ← これ
タイミングチャートも貼っておこう。
CMD12(STOP_TRANSMISSION)のリクエスト
これは、リクエストパラメータが無いやつと推測!
なかなか勘が冴えてるねー。
正解だ。
まぁ止めることが目的のコマンドだからね。
こういうタイプは大体パラメータが無いってのはなんとなく分かってきたよ。
CMD12(STOP_TRANSMISSION)のレスポンス
そして、レスポンスもR1だ!
惜しい!
って、ことはR1bか!
正解。
busy付きってことは、
data block送信から通常状態に戻るのにちょっと時間がかかることがあり得るってことなのかな?
まぁSDカード内部の設計次第な面ではあるけど、
内部でモード切替相当のことはやってそうだし、busy仕様が入っている方が安全ってことなのだろう。
そう考えると良くできた仕様だよねー。
そうだね。
どのメーカも守ってるルールなわけだから、
しっかりした仕様だと思うよ。
とりえあず、SPIモードの読み書きが終わったから
次回からはSDモードの方になるのかな?
そうだね。
でも、SDモードでも流れはそれほど変わらないからなー。
(ほほう。それはチョロそうだ。)
まとめ
まとめだよ。
- CMD12(STOP_TRANSMISSION)による停止について説明。
- CMD12のリクエストパラメータはなし。
- CMD12のレスポンスはR1bフォーマット。
- busy付きなのはだたdata block転送モードを解除するのに時間が必要になることを想定しているためと思われる。
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