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はじめに
SDカードのSPIモード通信の読み書き詳細の
「CMD18(READ_MULTIPLE_BLOCK)による読み出し」
について。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
SDカードのSPIモード通信の読み書き詳細
じゃ、今回は
「CMD18(READ_MULTIPLE_BLOCK)による読み出し」
について。
- CMD24(WRITE_BLOCK)による書き込み
- ACMD23(SET_WR_BLK_ERASE_COUNT)による消去ブロック数指定
- CMD25(WRITE_MULTIPLE_BLOCK)による書き込み
- Start Block/data Response/STOP_TRAN tokenの発行
- CMD17(READ_SINGLE_BLOCK)による読み出し
- CMD18(READ_MULTIPLE_BLOCK)による読み出し ← これ
- CMD12(STOP_TRANSMISSION)による停止
前回のCMD17(READ_SINGLE_BLOCK)が1Blockに対して、
今回は複数Blockに対しての話だねー。
一応、タイミングチャートも貼っておこう。
CMD18(READ_MULTIPLE_BLOCK)のリクエスト
CMD18(READ_MULTIPLE_BLOCK)のパラメータも32bit長の”data address”?
そうだね。
まぁ最初に発行するコマンド自体はどれも一緒なんだねー。
CMD18(READ_MULTIPLE_BLOCK)のレスポンス
流れからすると、CMD18(READ_MULTIPLE_BLOCK)のレスポンスもR1フォーマットと見た!
正解。
data block
そして、複数のdata blockがR1レスポンスに追従する形でカード側から来るわけか・・・。
フクさん:
そうそう。
これって、放って置いたらひたすら送ってくるのかな?
まぁそうなるねー。
途中で範囲外エラーとかってのはあり得るけどね。
となると、頃合い見計らって、CMD12(STOP_TRANSMISSION)を投げる必要があると。
CMD12(STOP_TRANSMISSION)に関しては次回説明かな。
まとめ
まとめだよ。
- CMD18(READ_MULTIPLE_BLOCK)による読み出しの説明。
- CMD18のリクエストパラメータも32bit長の”data address”。
- CMD18のレスポンスもR1フォーマット。
- R1レスポンスに追従する形でdata blockがカード側から送出。
- CMD12(STOP_TRANSMISSION)で止めるまで送出。
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