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はじめに
SDカードのSPIモード通信の読み書き詳細の
「CMD17(READ_SINGLE_BLOCK)による読み出し」
について。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
SDカードのSPIモード通信の読み書き詳細
じゃ、今回は
「CMD17(READ_SINGLE_BLOCK)による読み出し」
について。
- CMD24(WRITE_BLOCK)による書き込み
- ACMD23(SET_WR_BLK_ERASE_COUNT)による消去ブロック数指定
- CMD25(WRITE_MULTIPLE_BLOCK)による書き込み
- Start Block/data Response/STOP_TRAN tokenの発行
- CMD17(READ_SINGLE_BLOCK)による読み出し ← これ
- CMD18(READ_MULTIPLE_BLOCK)による読み出し
- CMD12(STOP_TRANSMISSION)による停止
CMD17(READ_SINGLE_BLOCK)のリクエスト
これはCMD24(WRITE_BLOCK)の逆だから、
パラメータも32bit長の”data address”だったり?
正解!
まぁ必要なパラメータからするとそうなんだろうなぁって。
CMD17(READ_SINGLE_BLOCK)のレスポンス
レスポンスもR1フォーマットかな。
そのとおり。
data block
R1フォーマットのレスポンスに追従する形でdata blockが来る感じかな?
そうだね。
下の画像でdata blockが一個だけの動作になる。
CMD17(READ_SINGLE_BLOCK)の場合はCMD12(STOP_TRANSMISSION)の発行不要だ。
これは確かここでやったやつだね。
CMD24(WRITE_BLOCK)の時もそうだったけど、
1Blockだけだとシンプルなんだよなー。
まぁまずは1Blockの読み書きをするってあたりを目指して実装するのもありだろうね。
CMD24(WRITE_BLOCK)とCMD17(READ_SINGLE_BLOCK)で読み書きができれば、少なくともハードウェアの接続としては混じってないと言えるし。
そうだね。
動作確認と言う意味では1Block単位の読み書きまでってのはありかもね。
まとめ
まとめだよ。
- CMD17(READ_SINGLE_BLOCK)による読み出しについて説明。
- CMD17のリクエストは32bit長の”data address”のみ。
- CMD17のレスポンスはR1フォーマット。
- R1レスポンスに追従する形でdata blockがカード側から送られてくる。
- CMD12(STOP_TRANSMISSION)の発行不要。
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