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はじめに
AUTOSAR-Dcmのシミュレーションに向けての話。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
AUTOSAR-Dcmシミュレーション構成
じゃー、必要なサービスの説明は終わったんで、
再度UDSことAUTOSAR-Dcmシミュレーション構成を復習しよう。
ここらへんの説明は以下でやったね。
確か、r3.x系と、r4.x系を組み合わせた違法建築になってるかと言ってたな・・・。
良く覚えていたね。
まぁそんなに警戒しなくても良いよ。
(「警戒するな」って、んな無茶な・・・。)
AUTOSAR-Dcmシミュレーションでの確認項目
ところで、
AUTOSAR-Dcmシミュレーションをする上で実施するサービスは覚えてる?
うん。メモ取ってたから分かるよ。
Service | SID | Description |
---|---|---|
DiagnosticSessionControl | $10 | 診断セッションの制御 |
SecurityAccess | $27 | セキュリティアンロック |
TesterPresent | $3E | オフボードテスタの存在の通知。(セッション維持等に利用) |
ReadDataByIdentifier | $22 | DataIdentifierによって識別されるレコードの現在値の読み取み |
WriteDataByIdentifier | $2E | dataIdentifierで指定されたレコードの書き込み |
ここで説明していたね。
(予想以上にしっかりしてきたな・・・。)
(ここで変に忘れてたりすると、鬼の首取ったかのように責め立てられるからな。)
簡単にまとめると以下になるよ。
- TesterPresent(Service$3E)
- suppressPosRspMsgIndicationBit付きも確認
- ReadDataByIdentifier(Service$22)
- マルチDIDも確認
- WriteDataByIdentifier(Service$2E)
- SessionControl(Service$10)/SecurityAccess(Service$27)も確認
- ついでにS3時間についても確認
- ResponsePending確認
- responsePendingCountも確認
最後のresponsePendingCountって何?
たぶん、説明してもらってないと思うけど・・・。
ISO14229-1としては規定されてないんだけど、
実際はNRC$78ことResponsePendingの返信可能回数ってのが規定されていることが多いんだ。
この仕様はAUTOSAR-Dcmにもある仕様なんで、折角だからこれも確認してしまおう。
って魂胆。
えー。変にメンドクサクしないでよー。
メンドクサクはないかな。
どっかのパラメータ1個をちょこっと変える程度だと思うよ。
だったらいいか。
まとめ
まとめだよ。
- AUTOSAR-Dcmシミュレーション構成復習。
- AUTOSAR-Dcmシミュレーションで使用するサービス確認。
- 具体的に確認したい項目も。
- responsePendingCountというNRC$78の返信回数規定も含める。
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