バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/diagnostic-communication-backnumber/
はじめに
ISO-TPのシミュレーションをしよう。のシリーズ。
Pythonパッケージcan-isotpによる疑似ECU。の実際に動かす回。
登場人物
博識フクロウのフクさん
イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1
エンジニア歴8年の太郎くん
イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1
can-isotpによるSF-SF通信
さて、まずはSF-SF通信で動かしてみようか。
とりあえず、can.loggerを起動、
次にレスポンス側を起動。
最後にリクエスト側を起動。
うん。
エラーとかはないね。
ログを確認してみよう。
Begin Triggerblock
0.000000 Start of measurement
0.000000 1 18DA10F1x Rx d 8 07 01 02 03 04 05 06 07
0.022979 1 18DAF110x Rx d 8 07 01 02 03 04 05 06 07
End TriggerBlock
まぁSFだからってものあるけど、問題無く動いているね。
can-isotpによるMF-MF通信
そして鬼門のMF-MF通信。
ぶっちゃけSF-SF通信とか飛ばしても良かった気もするけどね。
まぁ一応あり得る通信はしておかないとね。
(あれ?太郎くんに諭されてた?まじか)
同じように動かしたログがこれ。
Begin Triggerblock
0.000000 Start of measurement
0.000000 1 18DA10F1x Rx d 8 10 1E 01 02 03 04 05 06
0.002007 1 18DAF110x Rx d 8 30 00 00 CC CC CC CC CC
0.002884 1 18DA10F1x Rx d 8 21 07 08 09 10 01 02 03
0.002925 1 18DA10F1x Rx d 8 22 04 05 06 07 08 09 10
0.002957 1 18DA10F1x Rx d 8 23 01 02 03 04 05 06 07
0.002998 1 18DA10F1x Rx d 8 24 08 09 10 55 55 55 55
0.018940 1 18DAF110x Rx d 8 10 1E 01 02 03 04 05 06
0.019800 1 18DA10F1x Rx d 8 30 00 00 55 55 55 55 55
0.031908 1 18DAF110x Rx d 8 21 07 08 09 10 01 02 03
0.031974 1 18DAF110x Rx d 8 22 04 05 06 07 08 09 10
0.037773 1 18DAF110x Rx d 8 23 01 02 03 04 05 06 07
0.037831 1 18DAF110x Rx d 8 24 08 09 10 CC CC CC CC
End TriggerBlock
おー。ばっちりなんじゃない?
割と一撃で出来たのは奇跡か、can-isotpの完成度が高いか。だねー。
でも、ほとんどコーディングらしいコーディングもなく車両診断通信が見れたのは大きいね。
そうだね。
中々座学的な話だけでは分かりにくいだろうし、
シミュレーションとは言え、動いている状態を見るってのが一番理解が進むんだろうね。
まとめ
まとめだよ。
- can-isotpのリクエストレスポンスの実験を行った。
- SF-SF通信→OK!
- MF-MF通信→OK!
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