はじめに
※ 本記事は以下を親記事とした子記事に該当する。
https://www.simulationroom999.com/blog/mechanics-overview/
今回は力学の直線運動に特化した説明となる。
前回の加速度、速度、距離の関係が大きく関係してくる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%89%E5%8A%A0%E9%80%9F%E5%BA%A6%E7%9B%B4%E7%B7%9A%E9%81%8B%E5%8B%95
等加速度直線運動 - Wikipedia
OpenModelicaでシミュレーションしている記事
直線運動の各定義の関係性
直線運動に以下4つの表現がある。
- 力\(F[N]\)
- 運動量\(p[N sec]\)
- 仕事\(W[J]\)
- 仕事率\(P[W]\)
それぞれの関係性は以下。
- 運動量\(p[N sec]\)=力\(F[N]\)×時間
- 仕事\(W[J]\)=運動量\(p[N sec]\)×速度
- 仕事率\(P[W]\)=仕事\(W[J]\)÷時間
これだけ覚えておけば実質的には問題無い。
一応、重要な定義を記載しておく。
- 運動方程式(加速度系の力の表現)
- \(\vec{F}=m\vec{a}\)
- 運動量の定義(速度系の運動量の表現)
- \(\vec{p}=m\vec{v}\)
- 運動エネルギー(速度系の仕事の表現)
- \(K=\displaystyle \frac{1}{2}m\vec{v}^2\)
- 位置エネルギー(距離系の仕事の表現)
- \(E=m\vec{g}\vec{h}\)
- 出力(速度系の仕事率の表現)
- \(P=m\vec{a}\vec{v}\)
以下の表に加速度-速度-距離と力-運動量-仕事-仕事率をマトリクスにしてあるので、この関係性を知っておけば良い。
距離、速度を含む関係性
前項で力-運動量-仕事-仕事率の関係で、時間と速度を使用した。
実は、これらの関係性はショートカット可能である。
- 仕事\(W[J]\)=運動量\(p[N sec]\)×速度=力\(F[N]\)×距離
- “時間×速度=距離”であるため
- 仕事率\(P[W]\)=仕事\(W[J]\)÷時間=力\(F[N]\)×速度
- “時間×速度÷時間=速度”であるため。
力と圧力
前項のショートカットを踏まえて力と圧力の完成を示すと、以下の表になる。
圧力で重要となる公式は以下となる。
- 力と圧力の関係式
- \(\vec{F}=\vec{ρ}S\)
- 出力
- \(P=\vec{ρ}Q\)
まとめ
- 力学で登場する定義、公式は加速度-速度-距離と力-運動量-仕事-仕事率をマトリクスで覚えると良い
- 力-運動量-仕事-仕事率の関係性はショートカット可能
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