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はじめに
の、
MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第4章 その36【連鎖律の前準備⑩】
を書き直したもの。
シグモイド関数の導関数とオイラー法で求めた微分を比較するプログラムを作成する。
今回はJulia。
【再掲】シグモイド関数、シグモイド関数の導関数、シグモイド関数のオイラー法での微分の式
まずは、シグモイド関数、シグモイド関数の導関数、シグモイド関数のオイラー法での微分の式を再掲。
シグモイド関数
\(
\displaystyle\sigma(x)=\frac{1}{1+e^{-x}}
\)
シグモイド関数の導関数
\(
\sigma\prime(x)=\sigma(x)\{1-\sigma(x)\}
\)
シグモイド関数のオイラー法による微分
\(
\displaystyle\sigma\prime_{euler}(x)=\frac{\sigma(x+h)-\sigma(x)}{h}\dots h=0.01
\)
これをJuliaでplotして比較してみる。
導関数とオイラー法を比較して同一ならOK。
Juliaコード
Juliaコードは以下。
using PyPlot
# シグモイド関数の定義
function sigmoid(x)
return 1.0 ./ (1.0 .+ exp.(-x))
end
# シグモイド関数の導関数の定義
function sigmoid_derivative(x)
return sigmoid(x) .* (1.0 .- sigmoid(x))
end
# オイラー法で微分する関数の定義
function euler_derivative(x, h)
return (sigmoid(x .+ h) .- sigmoid(x)) ./ h
end
# x軸の値の範囲と間隔の設定
x = -10:0.1:10
# シグモイド関数の計算
y_sigmoid = sigmoid.(x)
y_derivative = sigmoid_derivative.(x)
# オイラー法で微分した結果の計算
h = 0.01 # ステップサイズ
y_euler_derivative = euler_derivative.(x, h)
# グラフを上下に並べて表示
figure()
subplot(3, 1, 1)
plot(x, y_sigmoid)
title("Sigmoid Function")
xlabel("x")
ylabel("sigmoid(x)")
grid(true)
subplot(3, 1, 2)
plot(x, y_derivative)
title("Derivative of Sigmoid Function")
xlabel("x")
ylabel("sigmoid'(x)")
grid(true)
subplot(3, 1, 3)
plot(x, y_euler_derivative)
title("Derivative of Sigmoid Function using Euler Method")
xlabel("x")
ylabel("sigmoid'(x)")
grid(true)
tight_layout() # グラフ間のスペースを調整
show()
処理結果
処理結果は以下。
よって、
導出した導関数は正しいと言える。
まとめ
- シグモイド関数、シグモイド関数の導関数、シグモイド関数のオイラー法での微分をJuliaで算出。
- グラフで比較し、導出した導関数は正しいと言える結果となった。
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