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はじめに
の、
MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第2章 その52【単回帰分析①】
を書き直したもの。
正規方程式を用いた、単回帰分析について。
単回帰分析
前回で、正規方程式を導出したので、
これを使用して単回帰分析を行う。
具体的には以下の流れで実施する。
- 最小化したい二乗和誤差関数の特定
- 正規方程式の各成分の定義
- 単回帰分析の実施
上二つは前回すでにやってはいるが、
念のため改めて再掲しておくってのが今回の趣旨。
単回帰分析の二乗和誤差関数
前回も見せたが、単回帰分析は1次関数によるフィッティングなので、以下が二乗和誤差関数になる。
\(
\displaystyle\sum_{i=1}^n\{(\alpha x_i+\beta)-y_i\}^2
\)
これが最小になる条件の線が求めたいものということになる。
正規方程式の各成分の定義
\((Ax-b)^2\)で最小化問題を解く場合はの各成分は以下となる。
\(
A=
\begin{bmatrix}
x_1 & 1\\
x_2 & 1\\
\vdots & \vdots\\
x_n & 1\\
\end{bmatrix},
\vec{x}=
\begin{bmatrix}
\alpha\\
\beta
\end{bmatrix},
\vec{b}=
\begin{bmatrix}
y_1\\
y_2\\
\vdots\\
y_n
\end{bmatrix}
\)
方程式が\((Ax-b)^2\)で一般化されてるので、
これをどう解釈したかということが表現されていると思えばOK。
一般化されたものを具体化して、利用可能にしたもの。
単回帰分析の実施
あとは正規方程式に上記パラメータを入れるだけで求めたい1次関数の各係数が求まる。
\(
x=(A^TA)^{-1}A^Tb
\)
これを各ツール、各言語でやっていく。
計算のステップ自体は大したことはない。(はず)
以下の流れとなる。
- サンプリングデータの用意
- 正規方程式のパラメータへ成形
- 正規方程式で各係数算出
- サンプリングデータと求めらえた関数のプロット
まとめ
- 正規方程式を使って単回帰分析を行う。
- 単回帰分析の二乗和誤差関数の定義。
- 正規方程式の各成分の定義。
- 上記を元に各ツール、各言語で演算を実施すればOK。
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