はじめに
2022年11月15日(火) ~ 2022年12月5日(月)
で行われたデータサイエンティスト検定(通称、DS検定)を受験してきました。
結果としては無事合格!
(まぁ不合格でも、それはそれで面白そうだから記事としては書こうかと思ってましたが)
いろいろ気付いた点もあるので、対策のまとめ記事を書こうと思います。
類似検定
データサイエンスでなく、ディープラーニングの検定としてG検定というものがあります。
それについても、記事にしているので興味ある方はどうぞ。
あと、AI実装検定B級も
そしてAI実装検定A級
過去問っぽい問題集とか
やたらと「DS検定 データサイエンティスト検定 過去問 問題集 一問一答」あたりのキーワードによる流入が多いので、期待に応じて問題集作ってみました。
問題数は随時増やしていきます。
DS検定(データサイエンティスト検定)リテラシーレベル問題集(ひたすら過去問ふぅ問題で鍛錬する所 一問一答 仮)
動画とか
【巧妙な罠】データサイエンティスト検定リテラシーレベル解説【DS検定】
【これも見直し戦略が重要】データサイエンティスト検定試験画面解説【DS検定】
入門 数値解析シリーズ
【入門】行列の存在意義【数値解析】G検定、DS検定で行列嫌いの方々向け
ベクトル、行列、連立方程式、線形代数、数値解析、逆行列、掃き出し法
【入門】線形代数の基礎 前編【数値解析】G検定、DS検定で行列嫌いの方々向け
ベクトル、行列、線形代数、数値解析、内積、余弦定理、三角比の基本公式
【入門】線形代数の基礎 後編【数値解析】G検定、DS検定で行列嫌いの方々向け。ニューラルネットワーク、畳み込み、フーリエ変換も実は・・・。
ベクトル、行列、線形代数、数値解析、内積、連立方程式、ニューラルネットワーク、畳み込み、フーリエ変換、逆フーリエ変換
【入門】ベクトル行列演算(MATLAB,Python(NumPy))【数値解析】G検定、DS検定で行列嫌いの方々向け。ツールに任せれば一撃で解決!
試験画面解説
こちらで試験画面について解説してます。
うろ覚えで書いてるので細部は間違ってるかも。
見直し戦略についても書いてます。
DS検定とは
データサイエンティスト協会が年一回(今後は二回、三回と増えていく?)開催しているデータサイエンティストのスキルを測るための検定です。
データサイエンティスト協会が定義しているデータサイエンティストのレベルは以下4段階。
- アシスタントデータサイエンティスト
- 見習いレベル
- アソシエートデータサイエンティスト
- 独り立ちレベル
- フルデータサイエンティスト
- 棟梁レベル
- シニアデータサイエンティスト
- 業界を代表するレベル
2023年2月現在のDS検定は、リテラシーレベルの一つだけで、
これは上記のアシスタントデータサイエンティストのレベルに到達しているかを確認するための検定になります。
公式サイトでは、スキルチェックリストがExcelファイルで公開されており、
その中の「必須スキル」に〇が付いているのが、リテラシーレベルで求められるスキルとなります。
※ 2025年6月の試験からはスキルチェックリスト ver.5に代わるので注意
データサイエンティスト検定(DS検定)の位置づけ
経済産業省がオブザーバーとなっている、デジタル人材育成を目的としたデジタルリテラシー協議会というものがあり、
そこでデジタルリテラシーDi-Lite(ディーライト)について語られています。
詳細説明は割愛しますが、AI、データサイエンス、ITの3つの分野を横断するような人材が求められているということになります。
DS検定はこの中で数理・データサイエンスの領域のリテラシーを保有していることを証明する検定という位置づけのようです。
データサイエンティスト検定(DS検定)の概要
名称 | データサイエンティスト検定(DS検定) |
試験日 | 年2回、6月頃と11月頃、但し、その年によって変動あり |
受験方式 | CBT方式(受験日時と会場を選べる)https://cbt-s.com/examinee/testcenter/?type=cbt |
受験費用 | 一般10,000円、学生5,000円 |
受験資格 | なし |
試験形式 | 4択問題 90問 → 2024年6月からは100問 |
試験時間 | 90分 → 2024年6月からは100分 |
合格ライン | 正答率約80% |
第1回合格率 | 2021年9月 受検者数:約1,400名 合格者数:927名 合格率:約66% |
第2回合格率 | 2022年6月実績 受験者数:約2,900名 合格者数:1,453名 合格率:約50% |
第3回合格率 | 2022年11月 受験者数:約26,00名 合格者数:1088名 合格率42% |
第4回合格率 | 2023年6月 受験者数:約3,050名 合格者数:1,347名 合格率44% |
第5回合格率 | 2023年11月 受験者数:約約約3,750名 合格者数:1,427名 合格率38% |
第6回合格率 | 2024年3月 受験者数:約2,500名 合格者数:1,089名 合格率44% |
合格発表 | 試験の2,3か月後(正答率が記載された結果レポートはその場で印刷) |
試験範囲(配分) | データサイエンス(44.4%)、データエンジニアリング(33.3%)、ビジネス(22.2%) |
電卓 | 持ち込み不可、但し試験画面上に電卓あり。 |
メモ用紙 | ボールペンとメモ用紙が1枚配られる。 |
特徴としてはCBT(Computer Based Testing)方式の試験。
ただし、自宅受験ではなく、会場のPCで受験します。
会場は全国のテストセンターやパソコン教室になります。
以下のURLから会場を確認できます。
しかし、ここの記載されているからと言って必ず会場になる保証はないです。
また、会場になっていたとしても希望日に受験可能になっていなかったり、
予約が埋まっている可能性もあります。
受験申込時に選択できるので、そこで正確な情報を確認した方が良いです。
私は、ものすごく近くに会場があり、一瞬喜んだのですが、
受験申込時に該当会場が出てこず、ちょっとガッカリしました。
受験後は、データサイエンス、データエンジニアリング、ビジネスのそれぞれの正答率とトータルの正答率がプリントアウトされます。
この段階で正答率が80%を上回っていれば、おおよそ合格と思ってよいでしょう。
ただし、詳細は後述しますが、条件によっては80%を超えても不合格のパターンはあり得るかもしれません。
各カテゴリが満遍なく80%超えていればかなり安心して良いと思います。
DS検定受験後の結果レポート
このような結果レポートを受験後すぐにプリントアウトされて渡されます。
CBT(Computer Based Testing)方式ならではの対応です。
合格ラインが80%に対して、私の正答率82.2%・・・。
つまり結構ギリギリだったのです・・・。
(あと3問間違っていたらおそらく80%を切っていた)
合格通知
そして、翌年2月に受験申込時に登録したメールアドレス宛に合格通知が届きました。
データサイエンティスト検定 20XX年XX~XX月試験 受験者のみなさま
お世話になっております。
データサイエンティスト協会 事務局です。本日X月X日(X)XX時に合否結果を通知いたしました。
受験者マイページよりご確認いただけます。受験者マイページ:https://cbt-s.com/examinee/examination/datascientist.html
※合否の確認方法はこちらをご確認ください:https://cbt-s.com/files/examination/16629635221.pdf◆合格の方
受験者マイページより、以下3点取得いただけます。
・オープンバッジ(※)
・合格証明書(PDFダウンロードのみで郵送は行っておりません)
・スコアシート
※本メールの後に、OpenBadge<XXXXXXXXXXX@XXXXXXXXXXX.XX.XX>より
「オープンバッジ授与のお知らせ」というタイトルのメールが届きます。
メールに記載の手順に沿って、オープンバッジを受領ください。◆不合格の方
受験者マイページより、スコアシートが取得いただけます。□受験者マイページ・合格証明書・スコアシートなどに関するお問い合わせ□
受験サポートセンター
TEL:XX-XXXX-XXXX (平日9:30~17:30)
受験に関するお問い合わせ
https://hw.cbt-s.info/inquiry/user/inquiry/2□オープンバッジに関するお問い合わせ□
一般社団法人データサイエンティスト協会 合格メール通知
一般社団法人データサイエンティスト協会
HP:https://www.datascientist.or.jp/dskentei/
合格証名書とオープンバッジ
合格したので、当然、合格証明書も届きます。
紙媒体ではなくpdfです。紙媒体での発行はしていないようです。
あと、オープンバッジというものも届きます。
事前のオープンバッジウォレットを作成しておく必要があります。
私の場合は、G検定でオープンバッジウォレットを作っていたので、そこにそのまま届きました。
オープンバッジは、世界共通の技術標準規格に沿って発行されるデジタル証明・認証です。物ではなく、データとして授与され、自分専用の「オープンバッジウォレット」で一元管理されます。授与されたオープンバッジは、SNSでの共有ができるほか、後述する資格に対するオープンバッジであれば、その内容証明としても使用されます。
デジタル庁(https://www.digital.go.jp/policies/digital_promotion_staff_openbadge/)
また、ブロックチェーン技術を活用することで、偽造や改ざんが困難な信頼性のある証明書として使用される事例もあります。たとえば、講座や研修、資格試験などの修了証明として活用することで、その人のスキルを可視化することができます。
デジタル推進委員等に任命された方には、任命状と共に、このブロックチェーン技術を活用したオープンバッジを発行・授与致します。
ブロックチェーン技術により、信頼性のある証明書となり得るらしいですが、今のところこれと言った恩恵は無さそうです。
そのうち何か良いことがあるかも?(よくわからん)
こんな電子バッジが届きます。
スコアシート
そして、詳細なスコアシートが受験申込時のサイトから参照できます。
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